【オトナの洒落顔】
サマードレスを引き立てるのは
抜き過ぎない「ヌーディメイク」
ほんのり夏の気配を感じ始めて、俄然、気になる夏メイク。Tシャツ旋風やミニボトムブームなど、ファッショントレンドが久しぶりに熱く行き交う今年は、そのバランスも考えた最適解をレクチャー。心躍るホットなシーズン、スペシャルな洒落顔で駆け抜けたい!
サマードレスを引き立てるのは
抜き過ぎないヌーディメイク
着るだけで様になるうえに、涼しくてラクちん。もはや夏のお楽しみとも言えるサマードレス。その主役級の存在感を引き立てるように、メイクアップは作り込まず、ヌードカラーでサラリと仕上げることが今年のセオリー。軽やかなヌケ感を意識しながらも部分的に締める、その絶妙な新バランスをマスターして。
【ヌードメイクが洒落る4つのポイント】
1. カバー力のある下地+コンシーラーで
ノーファンデの軽やか肌に
ヌーディなメイクの洒落印象のカギを握るのが、肌。厚みのないフレッシュなツヤ肌を実現すべく、①下地で全体をトーンアップ、②コンシーラーで小鼻や目の下のクマをスポットカバー、とミニマムに。ノーファンデの覆わない肌は、ヌケ感があって開放的。崩れにくさも夏に嬉しい魅力です。
2. 血色ニュアンスのツヤパウダーで
陰影も艶めきも仕込む!
ベースメイクの陰影をさらに高めるのが、このフェイスパウダー使い。顔全体に均一に広げるのではなく、おでこから生え際、頰骨、目まわり、アゴ先の4カ所にサッサッとブラシで入れて、艶やかな質感のコントラストをきかせてメリハリをアップ。血色感を忍ばせたカラーだから、肌はイキイキと健康的に。
3. 目元&口元は締める!
大人のヌーディに抜き過ぎはタブー
ごくごく自然なメイクに仕上げるとはいえ、ヌケ感ばかりじゃ印象がぼやけがち。大人に必要なのは、締めるところは締めるという視点。目まわりはアイラインで縁取って、まつ毛は少し上向きに、唇には血色感を。美しさにジワッと響くのは、こんな細部のこだわり。
4. 指先という小さな世界に
白の清潔感をまとう粋
ヌードメイクの差し色には、アクリル絵の具のようなホワイトネイル。夏の手肌に涼やかに映えながら、同時に絶妙なコントラストも描き出し、モードな印象も。ワンカラーで塗るだけで、鮮烈なインパクト!
いかがでしたか? ファッショントレンドを押さえながら、それに合う最適な夏メイクを楽しんでみてくださいね。
photograph:MOTOFUMI SANNOMIYA[TRIVAL](model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still)
/ styling:AKIKO KIZU hair:KEIKO TADA[mod’s hair] / make-up:AIKO ONO / model:REINA ASAMI / text:AKIKO NISHIMURA
otonaMUSE 2022年7月号より