これが最新。梨花のビューティ事情【中編】
7年ぶりの新著『What I'm doing 私がしていること73こ』で紹介されているアイテム含め、最新の梨花さんの美容事情を網羅。プロダクツのみならず、美しさって考え方やライフスタイルとも密接に繋がっていることを実感します。
I feel excitement of discovering a new self.
「ハワイでも東京でも、9割デニム。ただトップスにシルクのシャツやランジェリーを合わせるようになりました。少し前までコットンばかりだったのにね。シルクってやっぱり背筋がスッと伸びるというか、女性らしい気持ちを呼び起こしてくれる。だからこそ、アイウェアが復活したんです。『光沢感のあるシルクに伊達眼鏡、アンバランスでいい!』こういう再発見にもキュンとします」
「復活といえばマノロのヒール靴。ただこの靴で自転車に乗ろうとしたら、マノロとは何かを知らない息子にも止められました(笑)。カリタのオイルやパフューマーエイチのキャンドルもシルク同様、女性らしさを思い出させてくれる香り」
「そして! この1年くらいで私、日焼け止めを塗ってメイクするようになったんです。って言うとミューズの皆は『今さら?』って思うかもしれないけど。新宿伊勢丹のカウンターであらゆるブランドを試して試して、一番肌にのせて重くないと感じたアディクションを愛用。世の中的にはカバー力のあるもののほうが支持されていると思うけれど、私は薄づきでちょっと光沢が出るものが好き。ファンデを重ねる日もあります。やっと見つけた! と思ったハットと日傘も紫外線対策」
「家ではヨガが理想だけど、難しい日はフォームローラーで固まった部分をほぐすだけでも、自分が辛くならないから。パロサントはたまにたいていて、浄化される……気がする。気分ですよ、気分。気分が大切だから」
何気なく語る説明ひとつひとつに関連性があって、「好き」や「気分が上がる」ことに徹底的に筋が通っているのが梨花さんの特徴であり、興味深いところ。最近の美容事情は後編へ続きます。
photograph:YUKI KUMAGAI(model),SHO UEDA(still) / make-up:UDA[mekashi project] / hair:ASASHI[ota office] / styling:TOMOKO KOJIMA / model:RINKA
otonaMUSE 2022年9月号より