ソン・イェジンになりたい！プロがヘアメイクを徹底解剖

ロングジレ¥40,700（ニアー ニッポン／ニアー）、中に着たニット¥30,800（リビアナ コンティ／グルッポタナカ）、リング¥23,100（マリア ブラック／ショールーム セッション）

1. hinceのラベンダー色のコントロールカラーをパールひと粒大、手の甲に取り出す。頰は内から外に、おでこは下から上に指でなじませていって、手に残った分で塗っていないところをフォロー。顔全体に均一に伸ばして、しっかりトーンアップ。仕上げにハンドプレスで顔全体に密着させることで、ナチュラルにオーラを放つ肌に。

2. クリオのクッションファンデをスポンジに取ったら手の甲で一度量を調整。毛穴やテカリをフォローしたい眉間と鼻、頰に2〜3回に分けてリズミカルなタッチで薄く叩き込んでいく。最後に、ファンデーションを塗り終わった後のスポンジをそのまま使ってほうれい線の上を叩き込む。このひと手間でパンとハリのある印象に近づける。

3. 目のまわりのくすみをコスメデコルテのコンシーラーでカバー。向かって左側の2色を付属の筆で混ぜて、下まぶた全体と目尻の三角ゾーンになじませる。ライトカラーをのせることで、アラを光で飛ばして透明感をアップできる。コスメデコルテAQのフェイスパウダーをブラシで目元とおでこの髪の生え際にふわっと重ねて。

4. セザンヌのシェーディングをブラシでおでこの生え際になじませる。このとき、カーブを描くようにのせるとおでこのシルエットの丸さを際立たせることができる。耳の手前から顎先にかけてもザクザクとラフになじませて小顔効果も欲張って。M・A・Cのハイライトは鼻筋と頰、おでこにふんわり。さり気なく光を集めて顔つきを3Dに。

5. hinceのパレットの左上を目尻側に大胆にハミ出るようにアイホールになじませる。まろやかな横長の陰影がソン・イェジンに寄せるためのキモ。左上と下段の左から二番目を混ぜて下まぶたにふんわり。涙袋の上を覆うように広めに入れるのがポイント。さらに、右下のラメを下まぶたの目頭から黒目までキワにだけ入れる。ミニマムに光を宿して、瞳をうるっと華やかに彩って。

6. デジャヴュのアイライナーをインサイド全体に引いて、目尻まできたらまっすぐ3〜5mmハミ出させる。まつ毛の生え際の隙間が気になるときは、アイライナーの先端でピンポイントに埋めていって。下まぶたをラインレスで仕上げることで、フレームを強調しながら瞳に開放感を演出できる。粘膜の上に引くので、アイライナー選びは日中、にじみにくいタイプのものが絶対！

7. まずはビューラーで根もとをきちんと立ち上げてカールアップさせるところからスタート。まつ毛の中間と毛先も軽くビューラーで挟んでくるんと上向きにして。キャンメイクのカールアップタイプのマスカラ下地を上下とも根元から毛先まできちんと塗る。下地と同じ要領でオペラのマスカラを上下全体に繊細に塗る。万が一ダマができてしまった場合は、コームでとかすこと。

8. SUQQUのパレットの右から2色をブラシで混ぜて、眉頭から眉山までふわっとのせる。柔らかな印象に仕立てて。一番左を細いほうのブラシに取って眉山から眉尻にスッスッ。眉全体のシルエットをシャープな表情に。アニヴェンのマスカラを眉頭の下から上になじませて毛流れを立たせる。ブラシに残った分を眉頭を外した全体に毛流れに沿ってササッとのせてツヤをオン。

9. アディクションのソフトマットなリキッドルージュをチップで直塗り。輪郭からハミ出ないように唇全体に塗ったら、輪郭の上を指でトントンとぼかし込んでいくとふんわり感を引き立たせることができる。ピンクベージュのトーンが素の血色感と混ざり合ってスモーキーなニュアンスを帯びる。