韓国アイドルは「素髪」で勝負!? BTSやTWICE担当ヘアアーティスト発のシャンプー試してみた!

毎日のシャンプー&コンディショナー(「シャンコン」、トリートメントと合わせて「シャントリ」と略す方もいらっしゃいますね)、どう選んでいますか? 香り? 価格? 髪のしっとり感や仕上がりですか?
スキンケアもそうですが、私、ヘアケア製品ほど自分に合う、合わないが細分化されているものってないんじゃないかなあ、と考えています。そしていいシャンプーでも洗い方が合っていないとその実力を発揮しませんし、トリートメントなどもしっとりさせたいのかフンワリさせたいのか目的によって正しく使い分けないといけません。使う適量も個人によって異なるし、女性の場合はホルモンバランス、また、その日たくさん汗をかいたかどうかなども影響するように思います。調整が、難しい! 髪の美しい方って、そういったヘアケア剤選びはもちろん、量などの調整もお上手なんだと思うんです。
そして、高温多湿な日本ってそもそも、シャンコンについてはけっこう、発展している国なんじゃないかと思っているんです。なかなか機能の高い商品をドラッグストアでも見つけることはできますし、サロン専売品も豊富。海外の方が日本製のシャンプーをおみやげに買っていく姿も、けっこう見ますよね。なので「韓国発のシャンプーを試してみませんか」と言われても、「いや、日本にもいいものたくさんありますよ」と思っていました。しかも私、20歳のころからシャンプーにだけはわりとお金を使って生きてきております。担当美容師(もうすぐ30年通ってることになります)が髪が傷むと露骨に嫌な顔をする強烈キャラのため、基本的にはサロン専売品を使用してきたんです。だからシャンプーには、ウルサイよ!
韓国の髪のトレンドは「素髪の美しさ」。いや、こっちは素髪が問題なんだってば!
少し前、個人的に渡韓してなぜか偵察していたOlive Young(韓国の有名なドラッグストア。通称オリヤン)のヘアケアコーナーでも一目瞭然。ツヤを出すためのブラシ、ストレートアイロンの類が幅をきかせていました。そうなんですよね、女性K-POPアイドルってストーンとしたストレートヘア、多いですよねー。新曲リリースのたびに髪色変わったりしますけど、ものすごく奇抜なヘアスタイルというより「そもそも髪がキレイ」な印象。肌もそうですが、「もとがキレイ」に見えることが大切な価値観なんだそうです。そんなこと言われても……40代も後半になり、私は髪にも出てきた年齢感をごまかすためにパーマをかけているので、関係ないな~と素通りしていました。

オリヤンのヘアケアコーナー。ブラシの量えぐ!

カール用のコテなんかもありますが、わりとストレートアイロンが優先的に陳列されています。
しかし。「BTSやパク・ボゴムさん、最近だと坂口健太郎さんも手がけているヘアアーティストのパク・ネジュ先生が、これまで販売していたトリートメントに加えてやっとシャンプーも販売することになったんです」え! ネジュ先生! あの、ネジュ先生がですか!!!
BTSも手がけるパク・ネジュ先生の【Néjoo】シャンプーをお試し!

こちらが韓国のヘアアーティスト、パク・ネジュ先生でございます。
ネジュ先生のインスタより。BTS、EXO、パク・ボゴム、LE SSERAFIMほか、担当しているスターのきらびやかなことよ。
ネジュ先生は2024年、自身の名前のブランドを立ち上げてブルーグリーンの缶に入った韓国アイドル御用達のトリートメントを日本でも発売し、オトナミューズ編集部界隈ではちょっと話題でした。あれいいよ、と。アイドルたちのさらさらツヤツヤ髪になれる! ……かどうかは知りませんが「髪が落ち着いてツヤが出る!」と騒いでいる部員はいました。
そして私、2024年の9月に取材で実は、ネジュ先生とTWICEのメイク担当などもされているウォン・ジョンヨ先生が設立したヘアメイクサロン『Bit & Boot』を取材させてもらい、運よくネジュ先生を目撃。びっくりした顔をしてじーっと見つめてしまったら「なんだこの日本人、俺のことがわかるのか」とお思いになられたのか、なぜか記念写真まで撮っていただいたという謎の貴重な経験があるのです。すごくやさしい笑顔の、ジェントルな方でした。

コチラが韓国アイドルも使っているらしい洗い流さない【Néjoo】の、泡タイプの「ドント ウォッシュ トリートメント 150mL 定価¥3,600(税抜)。天然由来97%で、毛髪にケラチンを満たし脂質膜フィルムでカバー。そこに、キー成分となる天然由来オイルでダブルコーティングし、髪の内側から栄養で満たすんだそうです。ネットとかで買えます。

2024年9月訪問時のBit & Boot。韓国ソウルの高級エリア、狎鷗亭(アックジョン)にあります。

韓国ではアイドルや俳優もこうしたサロンを訪れ、ヘアメイクを施してからテレビ局や撮影現場に向かうのが基本なんだそう。一般の方も予約の上、プロにヘアメイクしてもらうことができます。ここだけの話、もう時効だからいいと思いますが、この取材の日も超有名若手俳優の方を目撃しました。背負って走ることはできなさそうな高身長で、目があっちまったのでおたがい、あいまいな笑顔で切り抜けました。感じのいい方でした。

Bit & Bootでももちろん、こちらのトリートメントを使用されました。当時発売中のオトナミューズにも掲載されていたので、見本の雑誌を韓国まで持っていって記念撮影。
otona MUSE Y
EDITOR
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