フェムテック関連の注目アイテムも話題!「Hello Femtechアワード2022」をレポート
12月12日に開催された「Hello Femtechアワード2022」。宝島社が取り組む「もっと話そう!Hello Femtech」プロジェクト活動の1年の集大成として開催された同アワードは、フェムテックの普及・活用に貢献した企業や人をクローズアップしました。
著名人部門では、つるの剛士さん、バービーさん、潮田玲子さんの3名が受賞。他にも有識者によるフェムテックについての講演や製品を実際に見て体験できるブースなど注目コンテンツが充実。今回は受賞した3人の紹介と、来場者が注目した協賛ブースの最新アイテムをレポートします!
著名人部門では
つるの剛士さん、バービーさん、
潮田玲子さんの3名が受賞!
著名人部門では、5人の子を持ち、イクメンとしても知られているつるの剛士さん、ご自身の著書を始め、YouTubeやテレビ番組などで女性の性や健康について発信をしているバービーさん、2021年6月に女子アスリートの体の変化や生理などの課題に向き合いサポートすることを目的として『ウーマンズウェイズ』を立ち上げた潮田玲子さんの3名が受賞しました。
その他、サービス部門では、花王株式会社の職場のトイレにナプキンを常備する取り組み『職場のロリエ』が受賞。また、プロダクト部門では、夫婦ふたりで始める『ふたり妊活』に最適なロート株式会社の『ドゥーテスト』が受賞しました。
協賛ブースでは最先端の
フェムテックアイテムを紹介!
協賛ブースでは、旭化成ファーマ株式会社の『骨検』、株式会社アドバンスト・メディカル・ケアの『エストール』、株式会社ハナミスイの『インクリア』の紹介もありました。何気ない日常に快適をもたらすアイテムに来場者も興味津々。スタッフの説明に真剣に耳を傾ける姿も!
『エストール』
婦人科学発想の新感覚デリケートケアアイテム
心地よい日々のために正しいセルフケアを提案するデリケートゾーンのためのアイテムを展開するエストールからは、「インナージェル ラクトバチルス乳酸菌※配合」の提案が。この商品は、デリケートゾーンの抵抗感や乾き、違和感に働きかけるやさしい使い心地のジェル。アプリケーター式で手軽に使えるのも人気。
『hanamisui』
デリケートゾーンをやさしく洗う洗浄剤
ハナミスイが紹介したのは、膣内のにおいやおりものなどをやさしく洗う(pH調整剤としての)乳酸を配合した洗浄ジェル「インクリア」。膣は酸性に保たれることで最近の侵入を防いでいますが、中性の水や弱アルカリ性のボディソープで洗うことによって酸性が弱くなり、ニオイや織物の原因になることも。だからこそ、専用の洗浄剤が不可欠なのです。
『骨検』
加齢と共に起こりやすくなる
「骨粗鬆症」の知識を深めよう!
旭化成ファーマ株式会社のブースでは、骨粗鬆症への知識を深め、正しく予防するための情報サイト「骨検」の案内が。なかなか普段の生活では気が付きにくい骨粗鬆症は『身長-2cm』が目安になるのだそう。そこで、ひとりで簡単に身長を測ることができる『マイセルフ身長メジャー』を無料配布し、骨粗鬆症の検査を呼びかけていました。
フェムテックの未来について
有識者による講演やトークショーも!
有識者による講演では、コロナ禍において自宅に手軽にできるPCR検査や抗原検査キットの販売を始めたICheck株式会社の「ICheckのFemtechへの取り組みー乳がん検診―新時代―」や、オンライン診察を行うクリニックフォアの山田光泰氏(産婦人科専門医)と株式会社コジマ 総務人事本部人事部 女性活躍・ウェルネス推進室の大野幸恵氏と野口弥生氏、SPRiNG編集長の丸山摩紗の4人が「福利厚生の新トレンド『オンラインピル処方』で変わる働き方」についてのトークショーなど、フェムテックを取り巻く医療や仕事環境についてのプレゼンテーションを行いました。
その他にも、経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室長 川村美穂氏、渋谷区役所グローバル拠点都市推進室の瀬野小枝子氏、丸紅株式会社 フェムテック事業チーム長 兼 経営企画部 国内事業推進課の野村優美氏、大塚製薬株式会社 ニュートラシューティカルズ事業部 女性の健康推進プロジェクト 家原光平氏の4人による『働き方アップデートーフェムテックと女性のこれから』のパネルディスカッションも。
「もっと話そう!Hello Femtech」とは?
2021年12月より宝島社の女性誌11誌、男性誌2誌の計13誌でスタートさせたフェムテック・フェムケア啓発プロジェクト。フェムテックの認知度向上を目的に、長らくタブー視されてきた女性の健康問題に関わる具体的な話題を話す機会を増やすことで、女性がより活躍できる社会につなげ、ひいては男女に関係なくヒトが生きやすい社会を目指すための活動です。
photograph:TOMOKO YONETAMARI
text:REMI SATO