【保存版!】シミ、くすみ、ニキビあとetc. 肌悩み別、美容医療ビギナーのための治療内容早見表【ライト編】
顔の至る所に生じる年齢相応の“サイン”をなんとかしたいけれど、美容医療を取り入れるのは勇気がいる……。そんなミューズ世代に向けて、ライトなメニューから本格的な施術まで、オススメの治療をグラデーションでご紹介。悩みと深刻度に合わせて“適材適所”の治療を選んで。今日は最もライトな外用薬から光治療までをご紹介します。
あなたの肌悩みには何ができる?
治療内容早見表
塗り薬でトーンアップ
▶︎ 外用薬
シミが気になるけどレーザーには抵抗がある人は、塗り薬から始めてみるのがオススメ。美白効果が期待できる「ハイドロキノン」や肌のターンオーバーを促してくれる「レチノイン酸」などの軟膏を処方してもらうのが一般的。濃度が高い分、赤みなど炎症が出る場合もあるので、事前に肌質をきちんと伝えておくことが大切。
・治療期間目安:3カ月
・ダウンタイム:なし
・料金目安:¥3,000~10,000
“飲む美容液”で肌を改善
▶︎ 内用薬
毎日服用することで肌がクリアになる内服薬を、薬局で手に入れるよりローコストで処方してもらえるのも美容クリニックのメリット。ビタミンCと同時にその吸収を促すビタミンB5が含まれた「シナール」、シミの原因のひとつであるメラニンの合成を抑制する「トラネキサム酸」、主成分がビタミンEで皮膚のターンオーバーを促しメラニンの排出を助ける「ユベラ」などが代表的。外用薬と併用することで相乗効果が期待できたり、レーザー治療のアフターケアとして活用されることも。美容点滴と組み合わせるのもオススメ。
・治療期間目安:3カ月
・ダウンタイム:なし
・料金目安:¥3,000~10,000
ローリスクハイリターン!
▶︎ 導入
クリニックならではの高出力のイオンの力で肌の透明感をアップしてくれる「ビタミンC」や、美白効果に加え皮膚の再生を助けてくれる効果も期待できる「プラセンタ」、毛穴の開きを改善してくれる「グリシルグリシン」などの美容成分を肌の内側まで効率よく届けてくれる施術が“導入”。ローリスクでありながら一度で大満足の肌触りが実感できるのが魅力的。
・治療期間目安:1カ月
・ダウンタイム:なし
・料金目安:¥10,000~25,000
憧れのむきたまご肌を目指すなら
▶︎ ピーリング
フルーツ酸の一種、グリコール酸などを使用して厚くなった表皮や毛穴に詰まった角栓を取り去り、つるすべ肌へと導いてくれる施術は、肌のゴワつきやくすみ、毛穴の黒ずみが気になる人にオススメ。医師の診断によりピーリング剤をその人の症状に合わせた濃度に調整してもらえるのもメリット。肌をクリアにリセットすることで、いつものスキンケアやイオン導入などの効果を高められる利点も。
・治療期間目安:3カ月
・ダウンタイム:1日
・料金目安:¥3,000~10,000
一点の曇りもない肌にぐんぐん接近
▶︎ エレクトロポレーション
注射針を使わず、特殊な電気パルスの力で一時的に細胞に小さな穴を開けて、そこから美容成分を浸透させる施術。ヒアルロン酸やコラーゲンなどイオン化していない美容成分を入れ込むことも可能。「メソアクティス」はビタミンC誘導体やトラネキサム酸を入れ込むことで肌のトーンアップエイジングサインにアプローチできる機械。「ケアシス」はクーリングを同時に行うことで薬剤を肌に長時間留めることができる最新のマシン。どちらも痛みがなく安全性が高い上に、イオン導入の20〜30倍の浸透率を誇っている。
・効果の持続期間:1カ月
・ダウンタイム:なし
・料金目安:¥15,000~20,000
透明感とリフトアップがお手軽に
▶︎ 光治療(IPL)
インテンス・パルス・ライトという特殊な光を肌に照射する施術。シミやソバカスの原因と言われるメラニン色素や赤ら顔の原因とされるヘモグロビンなどトラブルがある部分の色素に反応させて、複数のトラブルを一気に改善。コラーゲンの生成を促して肌を引き締めてくれる効果も。「ライムライト」は日本人の肌質を考慮して開発されたマシン、「ソラリ」は6種類のフィルターと人工知能冷却システを搭載した最新機種でシミ治療に効果的。「タイタン」はたるみにフォーカスした近赤外線治療器。
・効果の持続期間:1~数カ月
・ダウンタイム:なし
・料金目安:¥23,000~330,000
CHECK!
あなたのシミは何?を知ろう!
一言にシミと言っても種類はさまざま。ここでは、なかでもミューズ世代をどんよりした気分にさせる3大シミを解説。一般的にレーザー治療が有効とされている。ただし、症状によって使用するレーザーの種類や治療の内容が異なるから、まずは専門の先生にどのシミか診断してもらうことがクリアな肌への第一歩。
A 老人性色素斑
日光性黒子。境界線がくっきりしていて、紫外線が当たりやすい頰やこめかみなどに発症しやすい。年々濃くなる。
B 肝斑
頰の上のほうの両側に左右対称にできるモヤモヤとしたシミ。ホルモンバランスとの関わりが深く、出産やピルの服用をきっかけに発症することが多い。
C 脂漏性角化症
30代くらいからでき始める褐色〜黒色のシミで、やや盛り上がりがあるのが特徴。老人性イボとも呼ばれる。
いかがでしたか? 次回は、肌悩み別に本格的なスペシャル治療をご紹介します。お楽しみに!
photo: AFLO / text:RINA ISHIBASHI
※料金は範囲、量、クリニックによって異なるためあくまでも編集部調べです。特別な表記がない場合は1回の料金です
otonaMUSE 2023年1月号より