圧倒的に洒落てる！ ヘア&メイクアーティスト・岡田知子さんが提案する「ネオコンサバ」 な春メイク

春の訪れと共に、早くもコスメカウンターをカラフルに彩っている新色コスメで今シーズン、ミューズ世代がトライするべき旬な洒落顔って……!? ビューティシーンを牽引する4人のアーティストがヨンアをモデルにアンサー。トップバッターはヘア&メイクアップアーティスト・岡田知子さんが提案する「ネオコンサバ」な春メイクをお届けします。

コンサバを再解釈してアップデートしたメイクが最高にクール。TPOや印象を意識して“保守的”に作るのではなく、目にした瞬間心が震えるカラーを端正に纏う。目指したいのはそんなギャップを逆手に取った顔。

「今、私が旬だなと思うのはテクニックで魅せるコンサバメイク。コンサバ＝ベージュやブラウンで作るというイメージでしたが、他のパーツの色みはおさえつつ、トレンド感のあるドラマティックな赤リップをサラっと日常のメイクに取り入れる……そんな心意気をミューズ読者には持ってほしいなと思います。ただし、輪郭はしっかり取って丁寧に。鮮やかな色も“きっちり仕上げる”だけで、全体の印象が一気に洗練されるし、上品さや大人の余裕も演出できるんですよね」（岡田さん）

驚くほど軽やかなサテンタッチのフレッシュレッドリップがこのメイクのヒロイン。「上唇は輪郭のエッジにのせるイメージでややオーバーめに、下唇は輪郭に沿って丁寧に。きっちりラインを取って塗るのがポイント。“攻め色”のルージュのトレンド感と塗り方のコンサバ感のギャップで作り込みつつ、ヌケ感を宿して」（岡田さん）

「目元は下まぶたをしっかりメイクするのがポイント。上唇をオーバーめに塗った赤リップとのバランスで顔の余白がタイトになり、クラシックなこなれ感が」（岡田さん）

優しげなニュアンスのピンクブラウン（a）を指で上下まぶた全体にふわっとオン。ホワイトシルバー（c）を二重幅に重ねてまなざしに開放感と春らしさを演出。赤みをはらんだガーネットブラウン（b）を下まぶたのインサイド全体に引いて目元の印象を引き締めて。マスカラは黒を上まつ毛にだけ塗るのがベター。

ゴールドのきらめきを秘めたピーチピンクのチークを、笑ったとき頰の高くなる部分にトントンとなじませる。「内側から外側に向かって、楕円形を描くイメージで広め×薄めにのせて、軽やかな血色感を纏って。ファンデーションを薄くしておくとより溶け込みやすくなります」（岡田さん）

スモーキーなのに白みがあるから大人の指先もくすまず、スタイリッシュに見える絶妙なカラー。「手が顔に近づいたとき、そっとヌケ感を出してくれる軽快さが素敵だと思いました」（岡田さん）。天然由来成分約70%のクイックドライタイプで、忙しい朝も躊躇なく指先を着飾れそう。

いかがでしたか？ 次回二人目は、林 由香里さんが提案する「シンプルモード」 な春メイクをご紹介します。お楽しみに♡