全てのハッピーの源です!【大野真理子×鵜飼香子】美肌モンスターのスキンケア談義
きちんと手をかけてあげれば年齢なんて関係なく肌は輝きを増し続けていく。それを体現している“美肌モンスター”大野真理子さんと鵜飼香子さんのスキンケア事情を深掘り。肌は心と人生の映し鏡。2人の後に続いて磨いて、毎日にときめきをチャージ。
肌がキレイだと毎日がハッピー!
だからスキンケアって沼なんです
大野真理子さん(以下O) スキンケアって手をかけた分だけキレイになって返してくれるところが本当に魅力的で、尊い!
鵜飼香子さん(以下U) 分かります。若いころ、お給料をエステやコスメに使いきって周りのみんなから「貯金しなくて大丈夫?」って心配されたこともあったけど、そのおかげで“美肌貯金”はできたかなって。投資した分、コスメやお手入れに関する経験値も上がったからむしろ当時の自分を褒めてあげたいくらい(笑)。
0 私も鵜飼さんも世の中的にはスキンケアを“頑張ってる”ほうだと思うんですけど、当の私たちにはそんな意識はないですよね。
U 努力してケアしてるっていうより、毎日お手入れを楽しんでるっていう表現のほうがしっくりくるかもしれないですよね。
O はい。癒やしであり、エンタメなんです。
U でも、美容業界って日進月歩で進化しているし、大人になると悩みも増えてくる。そういう意味で私たちも含めたミューズ世代は美肌を目指す上での取捨選択が難しいお年ごろなのかなって……。
O いつまでもフレッシュでいたいけど、若作りしたいわけじゃないですしね。
U そうなの。最近、スマホのアプリに慣れているせいで肉眼だったら気にならないシワまで妙に気になったりしますし……。
O つい静止しているときの美しさを追い求めてしまうけど、人の毎日は“動”が基本。そこははき違えちゃダメですよね。
U 本当に! 笑いジワやほうれい線が出るのは笑顔の証しでもあるから、「思いきり笑ってシワが深くなりそうになったらまたスキンケアを頑張る」くらいの軽快さが大事なのかなってしみじみ感じていて。
O 時間は誰のもとにも平等に流れるものだから、見た目年齢は実年齢マイナス5歳くらいがベストなのかも。そして不思議なことに、年齢を重ねて美容医療を取り入れるようになってからのほうがセルフケアの大切さをひしひしと感じるようになったんです。どんなに一発逆転のケアをしたところで、やっぱり日々コツコツお手入れしないと効果が出にくいし、高額な施術のもちも悪くなる。そのことに気付いてから、さらにスキンケアにハマってしまいました。
U それ、すごく共感。あと私が大人がスキンケアをする上で大事だと思ったのは、周囲の人の話を聞く耳を持つ柔軟さ。前に秋元康先生が伸びるアイドルの特徴は他人に委ねる余裕がある子だって話されているのをテレビで見て妙に納得。以来、コスメカウンターで肌診断を受けたり、行きつけのエステのスタッフさんと話したときに感じる客観的な“気付き”を大切にしています。その中から必要なアイテムやお手入れを足し引きしていくだけで、そのときベストな美しさに近づける気がするんですよ。
O なるほど、たしかにそうですよね! それから、大人には清潔感もマストらしいですよ。一説によると、男性は女性の第一印象でシワがないことよりクリーンなことのほうがポイント高いらしいです(笑)。
U あんまり完璧過ぎるのも「一体どうなってるんだろう?」って気になって違う意味で目が離せなくなっちゃいますしね。
O ピンと上を向き過ぎた肌より、ちょっとくらい輪郭が緩んでいてふわふわ気持ちよさそうな肌のほうがおおらかそうで魅力的でもありますし……って話の流れになると「スキンケア頑張るの? しないの? どっち?」って話になってきますけど……(笑)。
U スキンケアを積み重ねることは肌の上の時の流れを緩めてくれるのは真実だから、私の結論的には“するべき”!
O 同意です。それに、キレイな肌は気持ちを前に向かせてくれるって考えると、スキンケアって全てのハッピーの源なんですよ。なんだか壮大なお話になっちゃいましたけど、たかがスキンケア、されどスキンケア! 侮ることなかれ、ですよね?
U はい。大袈裟な話じゃなく、見直すだけで、人生が変わるかもしれませんよ♡
いかがでしたか? 次回は、鵜飼さんの1日のスキンケアルーティンをご紹介します。お楽しみに!
photograph:MASAKI MIYASHITA / styling:AIKA FUKUSHIMA[LOVABLE] / text:RINA ISHIBASHI
otonaMUSE 2023年3月号より