「大人のメイクの8割は肌作りで決まる」ヘア&メイクアップアーティスト・林由香里さん的マストハブ5
「ベーシック」特集をお届けしている5月号、それはメイクも! 今回はリアルミューズ世代&業界きってのコスメオタク、ヘア&メイクアップアーティスト・林由香里さんによる新作&旧作、デパコス&プチプラの枠を超えた、これさえあればOKと語る厳選ベースメイクアイテムをご紹介します。
「大人のメイクの8割は肌作りで決まります」
林さん的マストアイテム12個のうち5個を占めるのが、ベースメイクアイテム。そのくらい肌作りは大人のメイクにとって大事です。アイテムはたくさんありますが、どれも少量を丁寧に薄く重ねて、最終的に目指すのは“薄膜のツヤ肌”。肌印象を左右する質感は、基本ツヤベースで、清潔感を損なう部分のテカリだけおさえて。
これさえあればOK!
林さん的洒落顔ベースメイク5
1 究極、これひとつでもいい万能感
「伸びとなじみがいいから“塗った感”ゼロ。美容成分配合でパサつかず、もちも優秀だし、お直しにも活躍するし……。とにかく今季No.1コンシーラー」
2 全てがちょうどよく絶賛リピート中
「ファンデは時短もかなうクッションが大人のNEWベーシック。これは薄づきでツヤっぽく仕上がり、適度なカバー力もあって、個人的ベスコス!」
3 見えない膜になる魔法のパウダー
「パウダーはベージュより、色のつかないトランスルーセントタイプのほうが圧倒的にナチュラル見え。プレストタイプなら粉を取り過ぎることもなく、より薄くつけられる」
4 唯一無二のハリ感を作る
「最近その素晴らしさを再確認した下地の名品。このまばゆいほどの純白がポイントで、くすみを払いながら、ピンッとしたハリ感を演出してくれる」
5 投資する価値ありの優秀“諭吉UV”
「大好きな名品が、質感も機能も進化してリニューアル。UVカット効果はもちろん、塗ったほうが肌の調子がよくなるクレポならではの高いスキンケア効果も魅力」
【HOW TO MAKE-UP】
ベースメイク編
BASE
5のクレ・ド・ポー ボーテのUVクリームを全体になじませたら、4のジルスチュアートの下地を同じく顔全体に薄く重ねます。下地系アイテムは、“ムラなく”、“薄く”、“全体に”がポイント。
FOUNDATION
2のイヴ・サンローラン・ボーテのクッションファンデを顔全体に。スキやムラなく緻密に塗る必要はなく、顔全体をサラッとカバーするイメージで。
CONCELER
目の下のクマや小鼻の赤みなどファンデでカバーしきれない色ムラを1のカネボウのコンシーラーでカバー。チップで気になる部分にのせ、指でなじませる。肌状態に合わせてファンデだけ、コンシーラーだけ、でももちろんOK。
POWDER
3のベアミネラルのパウダーは部分使い。テカリに見えやすい、目頭、鼻の下、唇の下にブラシを使ってのせる。おでこのツヤは美肌印象につながるのでそのままキープ。
次回は、デパコスとプチプラの両輪で叶う、今どき顔に必要なメイクアップについてレクチャーします。お楽しみに!
photograph:ISAC[SIGNO](model), ASA SATO(still) / styling:CHIAKI FURUTA / hair & make-up:YUKARI HAYASHI / model:YU HIRUKAWA / text:YUKAKO SUGIURA
otona MUSE 2023年5月号より