輪郭をぼかした赤リップで普段のメイクに女らしさを。プロが教えるちょこっとレタッチメイク
“ちょこっとレタッチ”で変わる!プロに学ぶメイクテク 01 【上枝みどり × 笹本恭平】
ちょっとしたレタッチで劇的に印象が変わるメイクテクニックを人気のヘア&メイクアップアーティストお二人に特別に教えていただきました。プロのスゴ技や洒落顔になれる使用アイテムはもちろん、おしゃれ業界人たちのその変わりっぷりにも要注目です! 第1回にはフリーランスPR 上枝みどりさんが登場してくれました。
教えてくれたのは……
笹本恭平さん
オトナミューズでも大活躍の笹本さんが、大人の余裕を感じさせるヌケ感とトレンド感をMIXしたレタッチ術を伝授。色使いやアイテムののせ方といったちょっとしたテクニックで、似合わせと変身願望を叶えます!
教えてもらったのは……
フリーランスPR 上枝みどりさん
「メイクは全体的に年々ナチュラルになっている気がします。リップは血色感を足すために必須だけど、肌なじみのいいオレンジ系を選びがち。リップと目元は同系色でまとめることが多いです」
上枝さん(以下U)年を重ねるごとにメイクを盛ると頑張って見えてしまう気がして、ポイントメイクもナチュラル傾向にあるんです。たまには女っぽいメイクをしてみたい!
笹本さん(以下S)大人は頑張ってる感が出るとちょっと浮いちゃうから、力の抜け具合を表現するのは本当に大事。女っぽいメイクには濃密な赤リップが手軽で有効だけど、ヌケ感がないと古臭く見えるからそこは注意したいね。輪郭がきっちりしていたり、ツヤツヤだったりするとドレッシー過ぎちゃうから。
U でも、そのヌケ感の作り方が自分じゃ分からなくて、結局肌なじみのいいリップに落ち着いちゃうんです……。
S 赤リップを塗るときに、先の丸いアイシャドウブラシを使ったり、指でぼかしたりしながら塗るといいよ。簡単にヌケ感と質感の調整ができるから!
ナチュラルメイクにもハマるふんわりソフトな赤リップ
U わっ! 本当ですね。ちゃんと赤リップの主張はあるのに、全然顔から浮かない! このまま仕事にも行けちゃいそう。
S オーバーリップでも輪郭をぼかして、ソフトマットに仕上げているからね。普段の肌ツヤ重視のチークレスメイクや、ヌケ感のある目元とも相性ばっちりだよ。
U ほんのひと手間で、赤リップがこんなに素敵に仕上がるなんて感動です!
次回は藤井明子 さんが登場します。お楽しみに!
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photograph:KAORI IMAKIIRE hair & make-up:KYOHEI SASAMOTO[ilumini.],YUKARI HAYASHI
text:RIKAKO YAMADA
otona MUSE 2023年9月号より