世界的トレンドは「ハイライトで魅せるツヤ肌」ランウェイから学ぶ秋メイク【木南晴夏×中山友恵】

いつまでも“旬な女”でい続けるためにマストなのは、時代とマッチしたメイクアップ。そこで、俳優の木南晴夏さんのリアルな質問にヘア＆メイクの中山友恵さんがアンサー！ 秋冬のコレクションから生まれたこの秋のビューティトレンドを大人はどう取り入れるべきか？ 考察してもらいました。洋服を変えるようにメイクだってアップデートを。

木南さんがまずトライしたのは、最新のセラムファンデーションを投入して作る、フレッシュフェイス。まぶた・口元・頰にはオレンジブラウンをさり気なくトッピング！ みずみずしい肌に赤みのないオレンジを組み合わせることで、ノンシャランにしてエッジも宿ったワントーンメイクに。


木南さん（以下K） このルック、大好きです！ いろいろ足してないのにちゃんと血色もよくて、旬なイメージに仕上がっている。


中山さん（以下N） この秋はランウェイでもグロウ肌がカムバック！ ツヤッと仕立てた肌を土台にオレンジを各パーツに足しているんですよ。


K オレンジってテクニックがなくてもなじむから使いやすいなあと。このメイクが、ナチュラルなのに、こじゃれて見えるのはなぜなんですか？


N 赤みの少ないオレンジを選ぶのがポイントです。ちょっと黄色に近いトーンでまとめると今っぽさを出しやすい。あくまでヌーディメイクの延長という感覚ですね。


K ヌーディメイクというと、肌作りが大事ですよね。午後の乾燥が気になるんですがフレッシュ肌を保つコツってあります？


N え？ 木南さん、めっちゃお肌がキレイでキメ細かくて！ 乾燥知らずに見えますが（笑）。乾燥を防ぐにはメイク前のスキンケアもベース作りの一環と捉えて、ものすごく丁寧に保湿すること。あと、乾いてきたときのレタッチ前には、クレンジングじゃなく乳液を使って、ファンデを落とすようにすること、ですね。


K ドラマなどの現場だと、クマの上にどんどん重ね塗りしてカバーするので、最終的には目の下がパッキパキに（笑）。映像の場合はそのほうがキレイなんですが、自分の顔を見てびっくりすることも。重ねて塗るってリアルだと厳しいですよね。


N その通り。乳液で油分を足しつつ崩れたファンデを一度拭き取り、また新たに塗り直すとおしゃれなツヤ肌が復活しますよ！

秋冬コレクションで多く見られたのは、ファンデを極力控えたミニマムなグロウスキン。頰の高いところや目頭にハイライトをきかせることでツヤを強調するのが今シーズン流。頰にはコントゥアリング効果をもたらすコーラルベージュ、唇にはヌーディピンクを合わせてカラーレスに仕上げている。

マークしたいのは、美容液のように肌を満たし、みずみずしい質感を演出してくれるセラムファンデーション。今シーズンは秋冬の乾燥にも負けない肌へと導く救世主が勢揃い！ 下地要らずのタイプを選んでミニマムに仕上げるのもオススメ。そして頰には自然なツヤをまとえるヌードカラーを。


【HOW TO】 セラムファンデを顔の内側から外側へとブラシで塗布する。さらに、頰の笑ったときに高くなる位置に、パーリーベージュのパウダーを逆三角形状にブラシでON。

パーリーなゴールドにオレンジを重ねづけ！ アンダーアイを強調することでモダンな雰囲気もプラス。


【HOW TO】 アイホール全体と涙袋に光をまぶす感覚で、パレット右上のゴールドをのせたら、中央のオレンジを上まぶたの中心部メインにON。さらに左下のブラウンを下まぶたのキワに塗る。まつ毛の隙間を埋めるように。

ワントーンメイクの中で、主張をおさえつつも、少々のアクセントにしたいのが口元。凹凸をフラットに整えて、唇の存在感をそれとなく高めてくれるハーフマットリップに注目を。赤みが強過ぎないオレンジをチョイスしてカラーは引き算するのも鉄則。


【HOW TO】 クリーミーなオレンジベージュを直塗り！ 唇本来の輪郭どおりに整えてクリーンな雰囲気に。

次回はシアー系新質感で作る、シームレスな囲み目メイクをご紹介します。お楽しみに！