“面”で入れたコントゥアはワントーンでまとめて自然な陰影に。プロが教えるちょこっとレタッチメイク
“ちょこっとレタッチ”で変わる!プロに学ぶメイクテク 03【市川綾子 × 笹本恭平】
ちょっとしたレタッチで劇的に印象が変わるメイクテクニックを人気のヘア&メイクアップアーティストお二人に特別に教えていただきました。プロのスゴ技や洒落顔になれる使用アイテムはもちろん、おしゃれ業界人たちのその変わりっぷりにも要注目です! 第3回にはBAYCREW’S プレス 市川綾子さんが登場してくれました。
教えてくれたのは……
笹本恭平さん
オトナミューズでも大活躍の笹本さんが、大人の余裕を感じさせるヌケ感とトレンド感をMIXしたレタッチ術を伝授。色使いやアイテムののせ方といったちょっとしたテクニックで、似合わせと変身願望を叶えます!
教えてもらったのは……
BAYCREW’S プレス 市川綾子さん
「ベースメイクはツヤ感重視で、目元は普段ナチュラルなブラウン系でまとめています。マスクなし生活になったことで、コントゥアやハイライトによる立体感のあるメイクに興味が湧いています!」
市川さん(以下I)ブラウン系シャドウ+赤リップがすっかり定番になってしまい、リップ以外にポイントの置き所がないんです。今まではマスクで隠れていたけど、チークやシャドウ、コントゥアリングなど、陰影をつけた立体感のあるメイクがしてみたい!
笹本さん(以下S)頰やまぶた、眉下、ノーズシャドウなど、“面”で影を入れていきましょうか。線で入れると大人は頰がこけて見えちゃうので、ふっくらとした丸みを出しつつ、引き締めるイメージ。
I コントゥアって色が濃いものが多い気がして、自分の肌色に合うものを見つけるのも難しいんですよね。
S それなら、cのチーク&コントゥアみたいにちょっと黄みのあるベージュ〜コーラルっぽい色なら間違いないですよ! 各パーツを同じトーンで揃えちゃえば、統一感も出るし、メリハリのあるお顔が作れます。
“面”で入れたコントゥアはワントーンでまとめて自然な陰影に
I チークは普段使わないから、これだけでも自分の顔じゃないみたい! 眉下のアイシャドウや鼻の横から入れたチークもすごく新鮮です。
S 小さな影となるパーツをちょっとずつ作るのがポイント。ノーズシャドウからチーク、フェイスラインへとつなげて、自然な深みと立体感を目指しましょう!
次回は二ノ宮和佳子さんが登場します。お楽しみに!
この記事の画像一覧
photograph:KAORI IMAKIIRE hair & make-up:KYOHEI SASAMOTO[ilumini.],YUKARI HAYASHI
text:RIKAKO YAMADA
otona MUSE 2023年9月号より