オトナミューズ2021
下半期ベストコスメを発表!
【メイクアップ編】
ニューノーマルに向き合いながら、毎日を“楽しもう!”というムードに包まれた2021年下半期のビューティ界。この流れを祝福するかのように、エネルギーに満ちたコスメが発売ラッシュを極め、そして今、圧倒的きらめきを放つ王者が、美容賢者29人による投票によって決定! まずはメイクアップ9部門。新領域を開拓する、チャレンジングなアイテムが続出。初めて出会う表情に、プロたちが酔いしれた!
【リップ部門】
SUQQU
シアー マット リップスティック 07 濃胡桃
リップメイクのときめきが再燃。
“透けマット”の新質感に拍手喝采
ここ何年も抑圧されていたリップメイクが、下半期に一気に大フィーバー。その情熱を一手に引き受けたのが、新しい質感に挑戦したスックの“透けるマット”でした。一番人気の07は、濃密なウォルナットブラウン。「難しい色かも? と思っても、透ける質感だからこその抜群の肌なじみ。MUSE世代が気負いなく使える、感動の1本です」(PR・阿部桃子さん)
「ひと塗りで雰囲気のある顔にアップデートしてくれる新質感の透けマット! 洗練された赤みブラウンで、どんなメイクでも新鮮にまとまって、もう頼りっぱなし」(ヘアメイクアップアーテイスト・岡田知子さん)
「軽やかに発色するのに、存在感のある大人モードな唇に彩れるところが好き。一度ティッシュオフすると、ほぼ唇からつかず、ピターッと密着する感じも素晴らしい」(ヘアメイクアップアーテイスト・小田切ヒロさん)
「マットでありながら、上品なツヤをほんのり秘めた、上品でアンニュイなブラウン。テクニックいらずで洒落感が狙える秀作です」(ビューティエディター・石橋里奈さん)
【アイライン部門】
NARS
クライマックス リキッドアイライナー 02634
濃く深く描きやすい衝撃ブラックが
センセーショナルに登場
カラーライナーブームが長く続く今、プロフェッショナルの目に新鮮に映ったブラックアイ。原点回帰ともいえるムーブメントを後押ししたのがこのアイライナーです。NARS史上もっとも濃いブラックシェードで、しかも、筆の先端で繊細に、側面で大胆に、と表情が自在。「キワに仕込むだけでも目元がはっきり。衝撃の描きやすさもぜひご実感ください!」(PR・福島まどかさん)
「平筆と極細筆のよさをあわせ持つブラシのしなり具合が抜群で、ラインがブレない! 濃厚なマットブラックも今の気分で、どんなルックも洒落た目元に」(ビューティディレクター&メイクアップアーティスト・早坂香須子さん)
「フレームラインに閃光が走るような美しい衝撃。リキッドはカラーで遊ぶのが定番化していたけど、久々に黒の魅力に取り憑かれました」(ビューティライター・AYANAさん)
「スーッと引くラインにモードが走る、美しいツヤ黒。太くも細くも自在に操ることができ、アイメイクの美しさが際立ちます」(AMATAオーナー&毛髪診断士®・美香さん)
【アイシャドウ部門】
Celvoke
ヴォランタリーベイシス アイパレット
EX06 ノースウィンド
ラブコール多数で定番化。
もはや常勝の洒落パレット
セルヴォークが安定的人気を誇って、上半期に次いでV2を達成。「発売前からお問い合わせが多く、限定発売から急遽、定番化に踏み切りました」(PR・櫛田 彩さん)という伝説まで打ち立てました。今回セットインしたのは、静かで力強い大自然から着想を得た4色。クリエイティブアドバイザー菊地美香子さんのフィルターを通して描かれる、オレンジイエローやミントブルーに酔いしれて。
「ミントブルーがいい仕事をするんです。イエローやオレンジを重ねることで生まれるくすみ感が、何とも言えない奥深い陰影を作り、さり気なくグッとくる目元に!」(ヘアメイクアップアーティスト・菊地美香子さん)
「寒色、暖色の両方がひとつのパレットに上手くまとめられていて、さらにおしゃれな色で最高! ポイントのカラーラインや上下のセパレートなど、無限に遊べます」(ヘアメイクアップアーティスト・佐藤エイコさん)
「くすみイエローやオレンジ、差し色のミントが入っていることで、表現が限りなく広がります。シーンで、ファッションで、気分で、週7で使えるパレットです」(ビューティライター・杉浦由佳子さん)
【ネイル部門】
CHANEL
ヴェルニ ロング トゥニュ
#907 ルージュ ブラン
赤みチョコという
大人の差し色がネイル界に降臨
新色を出すたびに上位ランキングを席巻するシャネルが、予想に違わぬ高得点をきっちりとマーク。赤みのあるセンシュアルなチョコレートカラーは、「塗るだけで一気にモード感が高まりますし、優雅で美しい手元が演出できます」(PR・野口有紗さん)。シャネルのファッションにインスパイアされているだけあって、トレンド感も当然お墨つき。
「永遠に好きな血豆色の#18を彷彿させながら、チョコレートを混ぜたようなこっくり感がたまらない。塗りやすさ、速乾、発色、どれをとってもベストネイル」(ビューティディレクター&メイクアップアーティスト・早坂香須子さん)
「ブラウンを感じるボルドーっぽい色みが、大人の優美を演出してとても素敵。フォーマルからカジュアルまで、様々なシーンで活躍しているネイルです」(ヘアメイクアップアーティスト・沼田真実さん)
「小さいころから母のドレッサーにあり、特別な想いがあるシャネルのネイル。このグッとくるルージュ色は、ミルキーな透け感が出ます。手も足も、全部#907で満たしたい!」(ビューティジャーナリスト・鵜飼香子さん)
【マスカラ部門】
ADDICTION
ザ マスカラ カラーニュアンス WP
003 Dark Mustard
まつ毛の存在感を消す
新発想が大ブレイクしてぶっちぎりのひとり勝ち!
撮影現場で何度も聞いた「アディクションの003!」が、カラーマスカラが花盛りの下半期、独走体制でフィニッシュ。たくさんの人の心を捉えたのは、まつ毛の存在感をあえて消す、という新発想。マスタードベージュという今までにない繊細な発色がポイントで、「白っぽくなり過ぎず、ニュアンスがまつ毛にちゃんとのる点も大好評です」(PR・河村 優さん)。ウォータープルーフタイプで汗・水対策も万全。
「発色がキレイで、仕上がりもキレイという、ありそうでなかったカラーマスカラ。ニュアンスのある雰囲気を作るときに、まず手が伸びる信頼の1本」(ヘアメイクアップアーティスト・中山友恵さん)
「まつ毛の色をほのかに透けさせるので、大人でも奇抜になりません。ひと塗りで即旬顔になれるうえに、マスクでも軽やかな印象にしてくれるのは流石」(ビューティライター・谷口絵美さん)
「ダークマスタードは本当に素敵! ニュアンス使いによく、大人っぽく、しかもおしゃれ。光に透けたときの印象もまた格別です♡」(ヘアメイクアップアーティスト・美舟さん)
【アイブロウ部門】
ADDICTION
アイブロウマスカラ マイクロ
003 Almond
繊細な表情作りに!
超極細ブラシの眉マスカラ現る
顔半分がマスクで隠れるという時代性を反映して、眉の注目度は高まるばかり。眉コスメが軒並み進化を遂げた中、頭ひとつ抜け出たのがこちら。ブランド史上最も細い極細ブラシは、強度の安定化に並々ならぬパワーが注がれ、赤みブラウンという洒落色を繊細に自然に色づけることが可能に。「発売直後は品薄状態になるほど、予想をはるかに上回る人気モノです」(PR・河村 優さん)
「秋冬メイクにほんのりの暖かさを加えられる絶妙色。眉毛の1本1本をコートする使いやすさも抜群で、全色持ちしても損はないかも」(メイクアップアーティスト・NAOYUKI WATANABEさん)
「かつて見たことがないほど極小のブラシがうぶ毛も瞬時にキャッチ! ふわっふわの旬眉が作れて1日中崩れません。絶妙な赤みブラウンも気分」(ビューティエディター・堀江ちひろさん)
「断然明るめな眉気分のため、使用率が高めです。ヘッドが小さくブラシも密なのでベタッと付かず、フワッと自然な仕上がり。少し赤みがある003は洒落感もあり!」(ヘアメイクアップアーティスト・笹本恭平さん)
【コンシーラー部門】
ADDICTION
スキンリフレクト フレッシュ コンシーラー
002 Beige
プロフェッショナルが唸った!
薄膜&高密着の使い心地
マスク時代のミニマムな肌作りのためにも、必要不可欠となったコンシーラー。見事1位に輝いたアディクションは、薄膜&高密着な仕上がりにプロたちが狂喜乱舞。それもそのはず、「厚塗り感のないカバー力にこだわって、粉っぽさを極限まで軽減!」(PR・河村優さん)を実現して、光のリフレクト効果で肌悩みを自然にカバー。さらには、肌と軽やかに一体化。まさにベースメイクの革命児。
「コントロールカラーやハイライトも入っているので、クマや毛穴、くすみの色修正などに幅広く対応。密着度が高く、厚塗り感がないところも魅力です」(ヘアメイクアップアーティスト・塩澤延之さん)
「コンシーラーのカラーと硬さがそれはそれは絶妙で、あらゆる肌悩みを自然にカバー。ナチュラルかつツヤのある、今どきの肌を完成させるのに欠かせません」(メイクアップアーティスト・nagisaさん)
「4色の効果で、さまざまな肌悩みを自然にカバーしながら、ツヤ感も出せます。高密着でヨレにくく、これ1つで素肌が美しいような仕上がり」(ヘアメイクアップアーティスト・イワタユイナさん)
【ファンデーション部門】
clé de peau BEAUTÉ
タンクレームエクラn
たったひと塗り!
ダイヤモンド級のツヤをまとう至高
熾烈なデッドヒートを繰り広げたファンデーション部門。頂点に輝いたのは、肌作りのエキスパートとしても定評のあるクレ・ド・ポー! ダイヤモンドの輝きに着目したというだけあって、肌は光を操りながらつやり。まるでトリートメントクリームと称賛されるように、スキンケア効果もばっちり。「“カバーはしてくれるのに、ツヤっぽく素肌感溢れる仕上がり”との嬉しい声が絶えません」(PR・竹政佳恵さん)
「美容液級の潤いとフィット感のある仕上がりで光の回り方が本当に綺麗。肌の凹凸をムラなくカバーしてメイク直しなしでも夜まで安心」(メイクアップアーティスト・松井里加さん)
「ハイカバーでありながら、薄膜仕立てのナチュラルなツヤ肌を実現。その人らしさを透けさせるようなトリートメントファンデーション、と言っても過言じゃない!」(ヘアメイクアップアーティスト・河北裕介さん)
「肌のアラを完璧に隠すわけじゃないのに、でも、全体で見ると隠れてる。そのバランス感が秀逸です。薄膜でピタッと止まって、崩れにくいところも大好き」(ヘアメイクアップアーティスト・中山友恵さん)
【チーク・ハイライト部門】
Dior
ディオールスキン フォーエヴァー
クチュール ルミナイザー 02 ピンクグロウ
胸が高鳴るほどに輝く偏向パール。
艶はいよいよ新次元へ
「ディオールのシンボルであるカナージュをあしらった、スリムなクチュールケースが評判です」(PR・矢島みき葉さん)と、数あるフェイスパウダーの中で鮮烈な印象を残したディオール。高配合された偏光パールピグメントに、心が躍ったプロフェッショナルは数知れず。上質なまばゆい輝きによる自然なツヤと明るさは、もう新次元。
「一番のお気に入りは、マット過ぎず、自然な透明感が出るところ。日々刻々と変わる肌を、より美しく見せてくれます。大人にツヤ、大事です」(メイクアップアーティスト・佐々木貞江さん)
「繊細なパールの質感で肌にぴったりとフィットして、高貴な艶めく肌になれます。ツヤの表情が今までとは一味違ってギラつかず、これはまさに新質感」(ヘアメイクアップアーティスト・猪股真衣子さん)
「大人でも無理なく使える、肌に溶け込むようなグロウな輝きが素晴らしい。コンパクトも洒落ていて、持ってるだけで気分が上がります!」(ビューティライター・杉浦由佳子さん)
いかがでしたか? 明日は、スキンケア7部門のベストコスメを発表しますのでお見逃しなく♡
photograph:SAKI OMI[io](model), ASA SATO(still) / styling:AKIKO KIZU / hair & make-up:TOMOE NAKAYAMA / model:MAYUMI SADA / text:AKIKO NISHIMURA
otonaMUSE 2022年2月号より