アイラインと「根元だけたっぷりマスカラ」で切れ長アイを小細工!40代の賢い洒落顔テクニック
人気アーティストと考える「洒落顔」の正解【笹本恭平さん編】vol.3
ファッション同様にビューティも、雑誌「オトナミューズ」が創刊から掲げてきたのは、“シンプルだけど洒落てるメイク”。10年経ってもそのテーマは不滅ですが、シンプルの定義や何がおしゃれ感を作るのかは、変化しているはずです。そこで笹本恭平さんに、2024年流の「大人の洒落顔」を提案してもらいました。
ベースのレイヤードとアイシャドウ使いが決め手
笹本的、ネオコンサバな洒落顔の作り方
ここからは笹本メソッド・実践編! ネオコンサバの王道ともいえる、こちらのヨンアさんメイクのハウトゥを徹底解説してもらいました。
コンサバなのにエッジー、そんな新ジャンルを切り開いてきた笹本さんが大人の洒落顔に一番必要だと思うのは、流行りの要素をいかに自分の顔になじませるか。「アラフォーともなると、ただトレンドを取り入れるだけでは浮いてしまうことも。メイクがその人に溶け込んでいないと洒落て見えないんです。例えば目の下を強調するアイラインのように、キャッチーだけど普段の自分とは遠いものにトライするときほど、とにかくボカす! やり続けるとどんな要素も不思議と似合ってきて、垢抜けた顔になります」
【Lip】
赤みを感じるブラウンで女らしさも洒落感も
「今シーズン、特に注目しているのは柔らかなイメージを作り出せる赤みが強めのブラウン。今回使用したシャネルは、唇の色とナチュラルに調和するのでそのまま塗っても素敵ですが、ボカし使いするとさらにこなれた表情を作れます。リップだけが浮いていないか? 姿見でファッションとのバランスも見ながら濃さなどを調整するのもマスト」
ブラシやスポンジで“曖昧な唇”を演出
内側に直塗りしてから、毛先がラウンドしたアイシャドウブラシかスポンジ(なければ指でもOK)で実際の唇より外側に塗り広げ、輪郭をボカす。
photograph:YUYA SHIMAHARA[UM](model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) styling:AKIKO KIZU hair & make-up:KYOHEI SASAMOTO model:YOUN-A text:CHIHIRO HORIE
otona MUSE 2024年5月号より