のっぺり塗らないで! 透け感のある眉とほどよくラフな髪で40代の洒落顔は作れます【笹本恭平さん】
人気アーティストと考える「洒落顔」の正解【笹本恭平さん編】vol.4
ファッション同様にビューティも、雑誌「オトナミューズ」が創刊から掲げてきたのは、“シンプルだけど洒落てるメイク”。10年経ってもそのテーマは不滅ですが、シンプルの定義や何がおしゃれ感を作るのかは、変化しているはずです。そこで笹本恭平さんに、2024年流の「大人の洒落顔」を提案してもらいました。
ベースのレイヤードとアイシャドウ使いが決め手
笹本的、ネオコンサバな洒落顔の作り方
笹本メソッド・実践編! ネオコンサバの王道ともいえる、こちらのヨンアさんメイクのハウトゥを徹底解説。眉とヘアのヌケ感、学びましょう!
コンサバなのにエッジー、そんな新ジャンルを切り開いてきた笹本さんが大人の洒落顔に一番必要だと思うのは、流行りの要素をいかに自分の顔になじませるか。「アラフォーともなると、ただトレンドを取り入れるだけでは浮いてしまうことも。メイクがその人に溶け込んでいないと洒落て見えないんです。例えば目の下を強調するアイラインのように、キャッチーだけど普段の自分とは遠いものにトライするときほど、とにかくボカす! やり続けるとどんな要素も不思議と似合ってきて、垢抜けた顔になります」
【Eyebrow】
色や太さより透け感! ラフに仕上げて今どき眉に
「眉には透け感を。明るめの色を選ぶと透明感を宿せます。描くのは眉尻の下など、足りないところだけで十分。眉にまったく隙間がないとメイク感が出過ぎて古臭い雰囲気に。全ての隙間を埋めるようにびっしりと描かないのが鉄則です。最終的に目指すところがコンサバ寄りだとしても、アイブロウは若干カジュアルに仕上げるほうが、今っぽい顔になります」
明るめのマスカラでヌケ感をプラス
最初に眉尻の下など、足りない部分だけを手持ちのブラウンペンシルで描き足しておく(びっしり描かないように!)。その後アイブロウマスカラを。まず毛を逆立てるように根元から塗ったら、毛流れに沿って塗り整える。
photograph:YUYA SHIMAHARA[UM](model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) styling:AKIKO KIZU hair & make-up:KYOHEI SASAMOTO model:YOUN-A text:CHIHIRO HORIE
otona MUSE 2024年5月号より