この夏は「透明感のあるブラウン」をオーバーリップ気味に!40代以上に捧げるリップメイク最新事情
人気アーティストと考える「洒落顔」の正解【AIKO ONOさん編】vol.4
ファッション同様にビューティも、雑誌「オトナミューズ」が創刊から掲げてきたのは、“シンプルだけど洒落てるメイク”。10年経ってもそのテーマは不滅ですが、シンプルの定義や何がおしゃれ感を作るのかは、変化しているはずです。そこで笹本恭平さんに、2024年流の「大人の洒落顔」を提案してもらいました。
その人らしさと大人の可愛げが引き立つ
AIKO流、フレンチシックな洒落顔を解説
70年代のジェーン・バーキンをモダンにアップデートしたようなヨンアさんルックの作り方をレポート。今どきの質感を上手に取り入れることが、今シーズンらしく仕上げるカギ。
可憐さと透明感を引き出すメイクに定評があるAIKOさん。飾り立てるのではなく、素を生かすことに洒落顔の本質はあるという。「その人らしさが第一の“無理のないメイク”が美しいし今の気分。使うファンデーションの量は極力減らしたほうがいいし、口紅も素の唇になじむカラー、質感が旬のムードを生みます。それから、マスカラの塗り方などマイクロパーツへのちょっとしたアプローチで、メイクしていないように見せつつ、エッジや大人ならではの愛らしさを仕込むことができる。美の神は細部に宿ります」
【Lip】
最新のツヤブラウンでジュワッとセンシュアルな唇に
「この春夏、まず手に取ってみたいのは透明感のある発色のブラウン。フレンチシックな雰囲気とヌケ感を同時に表現できるイットカラーです。唇となじんでほんのり色づくから、一見濃いように見えるシェードでも失敗しにくいし、1度塗りと何度か重ねたときでまた違う表情を楽しめるのもポイント。失敗知らずなので、カジュアルに楽しんでほしい!」
ブラウンリップをじかに唇へON
グロッシーなブラウンリップを実際の唇よりも心持ちオーバーめに直塗りする。シアーな質感なので、リップラインはあまり気にせずにラフに塗ってOK。
photograph:YASUTOMO SAMPEI(model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) styling:AKIKO KIZU hair:KAZUKI FUJIWARA make-up:AIKO ONO model:YOUN-A text:CHIHIRO HORIE
otona MUSE 2024年5月号より