想像以上にガチでした。辺見えみり、安達祐実、小嶋陽菜ら有名人が本気で作るコスメの誕生秘話【まとめ】
原料に両親の故郷のものを使用。縁とこだわりが詰まった製品に
―水や精油の産地を見に地方まで赴かれたとか。
「そうなんです。原料となる水は私の母の出身地である京都の老舗酒造会社、竹野酒造の特別な地下水を、精油は父の出身地である鹿児島のハーブ農園、開聞山麓香料園のクスノキ葉油をはじめ、7種の精油を使用しています。どちらも自然豊かな素敵な場所で、ちゃんと目で見て触って、間違いないと改めて確信しました。水には相性があって、自分たちが作りたいものに合わなければ使えないんだそう。それが今回はピタッと合ったのも縁を感じました」
―ミズカについてもう少し詳しく教えていただけますか?
「フィトテラピーとサイエンス、両方のよさを引き出しながら、肌が弱い人でも手応えを感じてもらえる製品を目指しました。今から9年ほど前、娘を出産して1年ぐらい経ったころ、私自身すごく不調になって。そのときに植物療法士の森田敦子さんに出会い、フィトテラピーでからだも気持ちも楽になったんです。私にとってその体験は大きくて、ブランドの監修も森田さんにお願いすることに。ミズカと名打っているように製品はみずみずしい使用感が特徴なんですが、特に化粧水は肌の奥までぐんぐん入っていってくれる自信作。朝晩化粧水でコットンパックをするんですけど、もう他のパックはしなくなりましたね。肌のトーンもアップして化粧ノリもよくなるし、その後美容液、クリームとライン使いすると本当に肌がモチモチに。クレンジングオイルと洗顔料は、吸着型ヒアルロン酸を配合しているので、汚れはしっかりと落とすのに潤いは残るんです。機能面以外にも、心地よく使える香りやテクスチャーも納得いくまで試行錯誤を繰り返しましたし、パッケージにもこだわりました。結局全部譲れなくて時間がかかっちゃいましたが、母も娘も兄も気に入ってくれていますし、お客さまから嬉しい声もたくさんいただいています」
―今後のブランドの展望は?
「ボディやヘアケアなどラインを増やしていきたいですね。自分のためはもちろん、人をキレイにしてあげるためにプレゼントしたいと思われるようなブランドを目指したいですね」
mizukaのこれまで
2021.6 化粧品の製作を本格的に開始。京都、鹿児島をはじめ日本各地を飛び回る
2022.11 株式会社mizukaを設立。辺見さんを代表取締役に2名で事業開始
2022.12 mizukaをローンチ。トナー、セラム、クリームを発売
2023.1 ブランド初のポップアップを伊勢丹新宿店で開催。辺見さん自らも店頭に立ち接客、好調なスタートを切る
2023.9 クレンジング、ウォッシュを発売
2024.1 マルチバーム発売
photograph:YUJI TAKEUCHI[BALL PARK](EMIRI HEMMI),KODAI IKEMITSU[BE NATURAL](YUMI ADACHI),EISUKE KUZUKAWA[hannah](HARUNA KOJIMA),MAYA KAJITA[e7](still)
styling:CHIE INUI(EMIRI HEMMI),CHIAKI FURUTA(YUMI ADACHI)
hair & make-up:MIYUKI ISHIKAWA(EMIRI HEMMI),RIKA SAGAWA(YUMI ADACHI),MIYUKI NAKAMURA(HARUNA KOJIMA)
otona MUSE 2024年3月号より