創刊からの美容担当編集Aのガチ推し続報③洗顔なめてましたスイマセン
汚れが落ちればいいと思っていた
昨日の私をビンタしたい
こんにちは。編集Yです。
オトナミューズ5月号に掲載した「編集Aのガチ推しコスメを会社の机で聞いてみた」企画、お楽しみいただけてますでしょうか。コレ、創刊からずっとミューズの美容担当をしている、私の隣の席に座っている編集Aに、今イイと思ってるコスメのアレコレを聞いてみた会社の机での我々の日常会話をそのまま載せようとした企画なのですが、Aがこれの10倍は喋ってくれていたので、もったいないからWEBでさらに詳しくご紹介しちゃおうというシリーズでございます。誌面企画をお目通しいただいたほうが、お楽しみいただけるかも? なので、まだの方は誌面やdマガジンなどでご確認ください。
で、3回目は個人的に、盲点だった洗顔ネタ。私、子どものころからとっても肌が丈夫な44歳(独身)なもので、あんまり気を使ったことがないんですね。オイルやジェルクレンジングでしっかりメイクを落として、洗顔せっけんを泡立てネットを使ってモッコリ泡立てモリモリ洗う。はー、スッキリした―! ってお風呂上りにビールを飲めれば最高! そんな生き物に、あまたん(編集A)は心配そうな顔をしながらこう言うのです。
A「やまちゃん(※編集Yのことです)、今度新しくメイクアップアーティストの松井里加さんが作ったすごく優しいメイク落としがあるからさ、ちょっと使ってみたらどうだろうか……」
ん?
A「メイクを落とすクリームとね、ジェルと、あと泡で出てくる洗顔フォームの3種類があるんだけれど。やまちゃんみたいにさっぱりした洗いあがりが好きならジェルを使えばダブル洗顔も要らないからさ。すっごい、いい香りなんだ。スハーってしちゃう、精油のいい香り。SELALYって名前なんだけれど、優しさのかたまりだよ、里加さんみたいに。個人的にはクリームでメイクを落とすことをオススメするよ。汚れはしっかり落ちているんだけれど、洗った後『もうスキンケアしました』みたいに潤うというか『整う』感じ。あのね、大人はクレンジングは絶対にケチっちゃだめだよ。肌の潤いまで落としちゃわないようにね」
どきっ。私、クリームとかミルクでメイクを落とすのってちょっと分かんないんだよね。「汚れ、落ちた?」って思っちゃって。で、お風呂上りにふき取り化粧水とかするとコットンにファンデの色がついてきてさ、「落ちてないじゃん!」って頭にくるの。
というわけで疑いながらお借りしてみました、4月1日発売になったばかりのSELALY3種類。じゃあまずはクリームから使ってみますよ……。疑いながら、お肌にくるくるくるくる。ああ本当だ、いい香りだね! なんだって、ハーブは大和当帰葉エキス、柿の葉エキス、よもぎエキス、甘茶エキス、精油はクラリセージ、スウィートオレンジ、イランイラン、ゼラニウム、アトラスシダー、フランキンセンス、サンダルウッド、フェンネルを使ってるって書いてあるね。くるくる。するとさっきまでクリームだったものが、ふと液状化した気が。あれ。質感が変わった。そのとき脳裏に、Aの声が蘇ってきたのです。
A「うーん、やまちゃんはきっとこれまで、しっかりなじませる前に洗い流していたんじゃないかな。クリーム洗顔って、指の感触がふって変わるところまでなじませてね」
ほほーーーーーーーう! これかあ! 44歳・初めてのクリーム洗顔の手ごたえ! せっかちな性格が災いしていたんだね、ふっと変わる前に洗い流していたから落ちてなかったんだ! そしてAの言葉通り、洗い流したあとのしっとりっぷりったらあなた、しばらく風呂上りにビール飲んでても大丈夫なんじゃないかなってレベル(※ブースターなどをすぐ塗りましょう)。
A「これからの季節スッキリした洗いあがりのジェルもいいし、洗顔フォームも、泡を顔に乗せて1~2分泡パックしてから洗ってね。香りがいいから使うのが楽しいね。ふふ。SELALYってamazon.jpでも買えるんだ。なくなった、って思ったらすぐ買えてすぐ届くから使い続けられそうだよね。
あ、泡洗顔といえばね、ちょっと前ネットでは売り切れてて、買おうと思ったのに変えなくてんもう! ってなったのがあるんだ。N organic Vieのクリアホイップフォーム。これ! 酵素洗顔なの。やまちゃんさ、使ったことあるでしょ? こう、ちっさい、開けづらい個包装のパウチとかに入ってる酵素洗顔。酵素で洗うとスッキリしてすごくいいから使いたいけど泡立てるのも面倒くさいし、なかなか開かないともう、イライラするじゃない。それが押せばイイ香りの泡で出てきまーす。
あと泡と言えば欠かせないのがソフィーナiPのリニュー ムース ウォッシュ。炭酸の泡なんだけど、肌にこう、炭酸を浸透させて使うのね。これで洗うと私はくすみが気にならなくなるんだ。すごいよね。化粧水やファンデはもちろん、洗顔も進化しているんだよ。毎日の習慣だからこそ、楽しく使い分けてね」
分かったよあまたん。というわけでこちらもお借りして使ってみましたけど、まずN organic Vie、これはしっかり洗いたい派としては無条件で好きです。酵素洗顔って洗いあがりがキュッキュッ! ってするというか、「洗ってやったぞ!うはははは!」って感じ、あるじゃないですか(私だけかな……)。それが手軽に味わえるので、肌がザラっとしてるときや心がザワっとしているときはコレですね。またネットで欠品する前に買わないと!
そして花王のソフィーナiP! もう、洗顔と言えば思春期のころから花王様様じゃないですか、我々世代。ビオレ何個使っただろう。で! こーれね、最初焦るんですよ。まず缶を振っちゃダメなの。シャカシャカしないでください。で、直径3㎝くらいの泡を出します。むーって、静かに出てきます。
その昔、洗顔フォームの泡立て失敗したときに泡がむーってなるとき、あったでしょ、若いころ。ああ今日失敗したなあ泡立て、って。あの感じか? って一瞬思いました。でもね! 合ってるの! これでいいんです、むしろ大成功。独特な感じ、おのれではおよそ泡立てられない細かさの炭酸の泡なんですねー。で、このむーっとした泡を両頰から肌の上に広げていきます。すると炭酸ならではのパチパチ感を感じる日もあります。感じない日もあります。で! その泡をですね、押さえるように肌に浸透させる。その後でようやく、くるくるして、しっかり汚れになじませたあとすすぎます。いつまでたってもヌルヌルする気もするんだけど洗い残しじゃないんですよ。それはね、ソフィーナ様が私にくれた、潤いなんです……! こすらず顔を洗いたい人にはコレでしょ!
というわけで、「適当でいいや」と思っていた洗顔が、もしかしたらこの冬の肌荒れの原因だったかも? って、実は変えてみてしばらくして気づきました。今まで使っていたクレンジング剤、もしかしたら洗浄力が強過ぎだったのかも……。洗顔は泡で出てくるアイテムばかりご紹介したので、誰でも間違いなく使えますもんね。そう。私みたいな美容オンチでも。いやー、顔洗うのって、こんなに楽しいことなんだ。あまたん、私、おのれでコレ買ってみるよ!
otona MUSE Y
illustration:ecore