オトナミューズオリジナルの
ファスティングドリンク
「週末酵素」のルーツを探りに
共同開発した奈良の老舗酒造へ。
ファスティングブームの波に乗り、オトナミューズ編集部オリジナルのファスティングドリンク“週末酵素”を発売しました! 今回はこのドリンクの要となる酵素を製造し、共同開発した老舗酒造への取材を決行。酵素クレンズを取り入れることがいかに美と健康のためにいいか、手前味噌ながらしっかりとお伝えしていきます。
“週末酵素”のルーツを探りに
酵素を製造する奈良の老舗酒造へ
視線を上げるとそこは美しい山々。ファスティングドリンク“週末酵素”を開発するにあたりご一緒することになった老舗酒造があるのは古の都であり、清酒発祥の地でもある奈良。今もなお伝統を受け継ぎ、決して大きな酒蔵とはいえずとも、たくさんの賞を受賞するほどの高品質な酒を製造しています。そんな古きよき酒蔵が作り上げたのが、ドリンクの要となっている植物酵素。そのルーツとは一体……? 今回は実際にその現場へ赴き、作っている方のお話を聞くことができました。
「昔は蔵人(くらびと)が酒造りをしていました。酒造りは、秋の終わりから春までの半年間行っていて、その時期だけの出稼ぎの方たちに担ってもらっていました。向き合う相手は酵母菌(生菌)だったので、睡眠不足になってしまうほどの重労働で。機械もほとんどなく、身体的にも大変な仕事だったと思います。美味しいお酒を造るには、まずは良い米。次に優秀な蔵人がいること。最後に相手は生き物なので生育環境が重要となります。となると、造り手の身体状況、ストレスが溜まっていないか、などが関係してくる訳でして。造り手の気持ちが相手(酵母菌)に伝わってしまうので、よい酒を造る条件のひとつとして、まず造り手である蔵人の健康を守らないといけないということになりますよね。
そこで、先々代が注目したのが発酵でした。以前は蔵の敷地内で大根や人参などの野菜を作っていたので、先々代自ら大きな甕にあれこれ仕込みそれを発酵させて、今の酵素の原型となるものを作ったそうです」
「昭和10年ごろでしょうか、それを柄杓ですくって蔵人たちに毎日飲ませ始めました。そうしたら不思議と蔵人たちが元気になったんです。これまでのように胃腸を壊すことやストレスを感じるといったこともなくなり、目に見えて活き活きと作業するようになったそうで。当時、あの酒蔵にはいい薬があるという噂を聞きつけて、それを求めるために近所の方々がわざわざやってきたと聞きました。酵素という言葉はなかったので、皆さん“クスリ”と呼んでいて、これが酵素作りの始まりです。
そうやっていつの間にか“クスリ”を飲むことがすっかり日常となり、それを続けていくなかで、どうやらこの“クスリ”には腸内環境を整えてくれる効果があるということが分かりました。蔵人たちが元気になったというのもこれで納得がいきますよね」
蔵人の健康を守りたいという思いから作られた酵素は、それから今に至るまで、昔のいい部分は全て生かしつつ、その時にできる最善の方法で製造されているそう。ただ、現代式になったとはいえ、酒の酵母菌と同じように、植物酵素もまた生き物。数十種類もの植物を発酵させた樽を適温で管理し、毎日毎日決まった時間に攪拌し、1年という時間をかけて丁寧に育て上げている様子がうかがえました。
“週末酵素”には、簡単ではない背景によって代々受け継がれてきた秘伝の酵素がたっぷり配合されているという訳です。ファスティングドリンクは、断食をサポートしてくれるいわば栄養源。歴史ある酒蔵とのタッグは必然だったのかも、と現地に取材に行ったことで改めて確信しました。
この酵素ドリンクはファスティングすることを目的とした場合、1日の食事を500mLの本品1本に置き換えて飲み切るということを推奨しています。ですが、先の蔵人たちが毎日飲んでいたというエピソードにもあったように、美容・健康のための“クスリ”として、毎日少しずつ飲むということでもアリです。
また、発酵した野菜などから出る植物エキスというイメージからも心配になる酵素ドリンクのお味はというと、レモン果汁が強く、予想に反して“柑橘系の爽やかな風味”なのでご安心を。決してそのままの原液でも飲みにくいということはありませんが(編集Hはむしろ原液で飲むのが好き)、お水やお湯、炭酸水で割るなど、その日の気分やご自身のお好みで召し上がってください。
“週末酵素”がみなさんのキレイの助けとなりますように。
photograph:TAIJUN HIRAMOTO
otonaMUSE 2022年4月号より