「デリケートゾーンとからだの状態は直結しています」健康のための【VIO】7つのケア方法まとめ
【POINT❻】サプリメントを摂り入れて膣内環境を整える
デリケートゾーンがうるおうことで膣内の状態はよくなりますが、更年期に差しかかるとどうしてもトラブルは増えてくるもの。「女性ホルモンの一種、エストロゲンが減少してくると粘液が減ってしまうため、環境は一気に悪化します。残念ながらこの栄養素を摂ればいい! という改善のための決定打がないのが現実。膣内環境を整えるサプリメントを摂り入れて乾燥を軽減し、調子のよい状況を作るのもひとつの手段です」
かゆみの応急処置はノンステロイドの塗り薬を
かゆみを感じた場合は婦人科での診療をオススメしますが、皮膚をかいたり、こすると色素沈着や傷の原因となるため、応急処置としてかゆみ止めを使うことも有効。できればノンステロイドタイプを選ぶのがベター。
【POINT❼】バランスのよい食事と、十分な睡眠を取る
日々のケアも大事ですが、デリケートゾーンとからだの状態は直結しているもの。健康であることが一番重要。「バランスの取れた食事や、毎日十分な睡眠を取って免疫力を高めることが最も重要なんですよね。からだが元気なら膣内状態も良好なことがほとんど。逆に体調が悪いと、乾燥が進んだりトラブルも増えがちです」。特に閉経前後は、ストレスをなるべく溜めず、栄養をしっかり摂ってからだが元気な状態であることが大切。適度な運動も取り入れて、元気ですこやかな毎日を送れるよう意識したいものです。
illust:ASAMI HATTORI
otona MUSE 2024年10月号より