ナム・ジュヒョクのオヤジギャグを堪能!?
めくるめく韓国バラエティの沼
ドラマで沼にハマる→バラエティも観る!が
韓国コンテンツの正しい楽しみ方かも
各プラットフォームで続々と放送されている韓国ドラマ。皆さん、今はどの作品にハマっていますか?
編集部ではNETFLIX『私の解放日誌』『私たちのブルース』、Amazon Primeで『ユミの細胞たち』などなど、最新作からやっと配信がスタートした作品までハマるものは人それぞれ。ですが、4月上旬に最終回を迎えた『二十五、二十一』をNETFLIXで観て、泣きながらロスってる方、いまだ多いのではないでしょうか。5月6日に韓国で開催された第57回百想芸術大賞では、『二十五、二十一』のヒロイン、キム・テリさんが人気賞とドラマ部門の最優秀主演女優賞を獲得したことも話題ですね。
そして何より、『二十五、二十一』のもうひとりの主人公、ナム・ジュヒョクの青春俳優としての魅力を再確認した方も多いのでは? モデル出身らしい187㎝の高身長、穏やかな語り口、爽やかだし優しそうだしうわー、青春時代にこんな彼氏がいたら一生思い出すよねー! って思いますよね。そんなナム・ジュヒョク、過去にいくつかバラエティ番組にも出演しているのですが、オススメはコレ! 『三食ごはん コチャン編』。
こちら、韓国では2016年にtvNというケーブルテレビ局で放送されていた番組。韓国コンテンツに詳しい方なら知らないはずはない名プロデューサー、ナ・ヨンソクPDが手掛ける人気シリーズのひとつでございます。
ドラマや映画で活躍する俳優のチャ・スンウォン(モデル出身・あまりの料理の手際のよさでチャジュンマ<チャおばさん>というあだ名が浸透している)、独特のキャラクターで映画俳優としては欠かすことのできないユ・ヘジン(なんとなく父親っぽい役回りが多く、手先が器用で何でも作る)、そしてこの三食ごはんシリーズに途中からレギュラー出演しているキレイな顔立ち&トホホなキャラもいい味の俳優ソン・ホジュン(なんとなく息子扱い)の3人が中心なのですが、このコチャン編だけナム・ジュヒョクが末っコとして参加しているんです。
これがねえ……、端的に言えば「オッサンたちが四苦八苦しながら毎日自炊しているだけ」なのですが、妙に癒されるんです。おじさんなのにおばさんみたいに小言ばっかり言いながら家に着いた瞬間にキムチを漬けはじめるチャ・スンウォンさんの姿に親の姿を思い出すし。そのチャジュンマの手伝いをするソン・ホジュンさんの「料理補助」としてのスキルがどんどん上がっていくのもおかしくってたまらない。「設備部」として犬小屋からアヒルの家までノコギリとカナヅチで何でも作りながらオヤジギャグばかり言ってるユ・ヘジンさんの、おじさん of おじさんな佇まいもいいんです。が、映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』とか『ベテラン』とか、すんごい大ヒット映画ばっかり出てることを思い出すと、この人こんな田舎でトンカチ打ってて大丈夫なのかなど、ちょっと心配になります(実際、このコチャン編はヒョンビンさんと共演した映画『共助 コンフィデンシャル』の撮影期間だった様子)。
何より、ユ・ヘジンさんに鍛えられて日々オヤジギャグのスキルが進化していくナム・ジュヒョクさん。今となってはこの番組が黒歴史になってないといいんだけど……と思うくらい、暑さにバテたり偏食だったり、ヒーローらしからぬ素顔を露呈。けれどだんだん仲間として家族として馴染んでいく様子も、国家代表レベルのとんでもないスキルを発揮する(これはぜひ視聴して確認してください!)のも、ファンの方はもちろんファンじゃなくても楽しめる味わい深さがあるんです。
人気シリーズ『三食ごはん』はいくつかのプラットフォームで視聴できますが、いつでも観たいときに観られるU-NEXTが個人的には断然オススメ。U-NEXTはこれ以外の韓国バラエティも充実しているので、急にどのドラマのどの俳優にハマっても、検索すると意外な過去作品を見つけることができるのです。急な沼に、U-NEXT。勝手なキャッチコピーつけたら怒られそうですが、実はまた別の、結構数がいそうな沼の方に視聴を薦めたい番組もあるので、機会があればご紹介します。
が、ともあれ! ドラマや映画はもちろん、バラエティの水準も高い韓国コンテンツ。ナ・ヨンソクPDのバラエティは正直ハズレが本当にないので、ハマると逆にバラエティばっかり観ちゃったりもしますが、ナム・ジュヒョク沼の住人の皆様、ぜひ一度暑い暑い2016年の夏の、大ブレイク前のナム・ジュヒョクさんの姿も観てみてくださいね。
otona MUSE Y