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よしひろまさみち

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【3月の注目映画3選】実写版『白雪姫』、イ・ソンギュン遺作『プロジェクト・サイレンス』、アカデミー賞受賞作『教皇選挙』

イ・ソンギュンさん、遺作です
『プロジェクト・サイレンス』
公開中

『プロジェクト・サイレンス』

オスカーを獲得した『パラサイト 半地下の家族』で豪邸暮らしのIT企業社長役を演じたイ・ソンギュンさん。悲しいかな2023年に急逝した彼の遺作の一つが公開されます。『プロジェクト・サイレンス』は、大事故が起きた空港連絡橋に閉じ込められた人々のサバイバルスリラー。事故車のなかに、軍事機密を持った動物(というかワンコ)が乗っており……という極限設定なんですが、これが超ハラハラ。その機密には陰謀があって隠そうとする勢力によって通信は遮断、おまけに濃霧で視界ゼロ。しかも、タンクローリー爆発で橋も崩落寸前。このスリル、スクリーンでぜひ。

『プロジェクト・サイレンス』

story

国家安保室行政官ジョンウォン(イ・ソンギュン)は、娘の留学見送りのためにインチョン空港へ。ところが、濃霧による玉突き事故の影響で空港大橋で足止めに。タンクローリーが横転し、電波障害で電話も不通、救出のヘリも墜落してしまう。そんな中、事故車からある軍事機密の動物が逃走しており……。

監督:キム・テゴン/出演:イ・ソンギュン、チュ・ジフン、キム・ヒウォン、ムン・ソングン ほか/配給:ハピネットファントム・スタジオ、ショウゲート/公開:現在、新宿バルト9ほか全国ロードショー中 © 2024 CJ ENM Co., Ltd., CJ ENM STUDIOS BLAAD STUDIOS ALL RIGHTS RESERVED.

監督:キム・テゴン/出演:イ・ソンギュン、チュ・ジフン、キム・ヒウォン、ムン・ソングン ほか/配給:ハピネットファントム・スタジオ、ショウゲート/公開:現在、新宿バルト9ほか全国ロードショー中
© 2024 CJ ENM Co., Ltd., CJ ENM STUDIOS BLAAD STUDIOS ALL RIGHTS RESERVED.

『プロジェクト・サイレンス』

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text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2025年4月号より

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WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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