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よしひろまさみち

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ついにきた!映画『ウィキッド ふたりの魔女』が公開「歌唱シーンもストーリーも最高!」

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魔法の国オズにあるシズ大学。緑色の肌のせいで周囲から疎まれるエルファバ(C・エリヴォ)と野心家で人気者のグリンダ(A・グランデ)。ルームメイトになった当初は反発しあうが、じょじょに友情を深め、やがてかけがえのない存在になっていく。

★ミュージカルファンの方へ★

きたきた。ついにきた。『ウィキッド ふたりの魔女』。昨年末の全世界的大ヒットから始まり、2月には監督とアリアナ・グランデ&シンシア・エリヴォが来日、アカデミー賞授賞式オープニングで2人が圧巻のパフォーマンスを披露。日本の公開までどんだけ気分盛り上げてくれんのよ〜! と、好きだったもんとしてはワクワクが止まなかったわけです。なのでおかわり。『オズの魔法使い』の前日譚で、ブロードウェイで大ヒットしたミュージカルを映画化。日本では劇団四季が上演したバージョンで知られる名演目でございます。


なんせ素晴らしいのはストーリーにぴったりの楽曲群とその歌唱シーン。この演目を知らない人でも確実に沼落ち。オーラスの「Defying Gravity」なんて応援上映あったら大合唱したいもの。そしてストーリーも最高。緑の肌で生まれたばかりに差別にあってきたエルファバが、ウザ可愛いお嬢グリンダとの出会いをきっかけに自分らしく生きることに目覚めていくのね。あれ、これって……“アナ雪”的な? そーです。『アナと雪の女王』が公開されたとき、じつは『ウィキッド』との類似点を指摘されたこともあったほど。しかも、舞台版『ウィキッド』初演でエルファバを演じたのは、“アナ雪”のエルサの声を担当したイディナ・メンデスだったもんでね。いや、そんな類似点はさておき、マジで気分爆上げのミュージカルなんですよ(舞台版よりもオケのアレンジ豪華だし)。


160分ある……というあたしも含めた頻尿組には不安を感じますが、のめり込んだらあっという間。あ、ちなみにこの作品、二幕ある舞台版の第一幕なので、結末は今年11月に全米公開予定の続編になります。日本の公開日もはよ決めて〜!

シンシアとアリアナ、めちゃ仲良し

うざ可愛いんですよ、グリンダ

学校のシーン、めちゃ歌い踊りたくなるわよ!

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よしひろまさみち/映画ライター

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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