【4月の注目映画3選】『アマチュア』『104歳、哲代さんのひとり暮らし』『BETTER MAN』を解説！
すぐ本人に見えてきます
『BETTER MAN ／ベター・マン』
ロードショー中
大ヒット作『グレイテスト・ショーマン』のマイケル・グレイシー監督が手がけた最新作『BETTER MAN／ベター・マン』。ポップスターのロビー・ウィリアムズがプロデュースも兼任した、彼の半生を描く音楽伝記映画……ですが、彼を演じるのはロビー本人でなく、役者でもなく、なんとCGのチンパンジー!? これはロビー自身が「自分は猿みたいに踊る」って言ってることをきっかけに生まれたアイデア。冒頭だけ「ふぁ!?」と思うけど、すぐに物語に没入しちゃって、最後には涙するほどよ〜。特にテイク・ザットのゲイリー・バーロウとの静かな和解シーンには超感動！
story
目立ちたがりの少年ロビーは、アイドルグループのオーディションに合格。テイク・ザットの一員としてデビューし人気者に。ところが、メンバーの才能にかなわないことを思い知り、次第にドラッグと酒に走り、グループからの脱退を決める。
監督：マイケル・グレイシー／出演：ロビー・ウィリアムズ、ジョノ・ デイヴィス、アリソン・ステッドマン ほか／配給：東和ピクチャーズ／公開：現在、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中
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text：MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2025年5月号より
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』（共に宝島社）で編集・執筆のほか、『an・an』（マガジンハウス）、『家の光』（家の光）、『with』（講談社）、『J:COMマガジン』（J:COM）など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。
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