待望の続編到着！映画『ブリジット・ジョーンズの日記　サイテー最高な私の今』は40代女子必見です

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ〜。

よしひろさん、「きのう何観た？」
『ブリジット・ジョーンズの日記　サイテー最高な私の今』

story 最愛の夫マーク（C・ファース）がスーダンで命を落として4年。シングルマザーとして子育てに奮闘するブリジット（R・ゼルウィガー）は、周囲のすすめもありTV局の仕事に復帰。そんなとき、ひょんなことで出会った29歳の学生と出会い系アプリでマッチし、いい雰囲気に……。

監督：マイケル・モリス／出演：レネー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント、レオ・ウッドール、キウェテル・イジョフォー　ほか／配給：東宝東和／公開：現在、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー公開中 © Jay Maidment/Universal Pictures

★シングルマザーorシングルの方へ★

ブリジット・ジョーンズが帰ってきたお！ 24年前から始まった元祖「女子の本音」シリーズの最新作『ブリジット・ジョーンズの日記　サイテー最高な私の今』は、アラフィフ＆シングルマザーになった彼女に最後の恋到来!? というお話。これだけ聞くと「はいはい……幻想ですか？」ってなりますよね〜。のんのん。それがですな、サイテー最高なんですよ！ってことでおかわりですわ。

最愛のダーシーさんことマークを失って、2人の子を育てるママ稼業に専念のブリジット。周囲から「そろそろ前に踏み出したら？」と背中を押され、TV局の仕事に復帰。ここまではいいとして、余計なお世話のTinderインストールby友人。するとどうよ。アラフィフでも恋のチャンスは転がってた、ラブ・アクチュアリーな令和ロンドン！おまけに彼女がママで未亡人ってことも理解する29歳のセクシーキュートな男子が来るなんて……。これで浮かれポンチになるのは当たり前なんだけど、刺さるのはむしろその後。子どもたちの理解度や、そもそも浮かれてる自分どうよ？って振り返るのよね。これがいい！この手のラブコメって『恋するベーカリー』以来（でもあれはもうちょい上世代）。終盤のあるセリフで思わず涙吹き出たよね。まさにLove actually is all around。『ラブ・アクチュアリー』もセットで観たほうがいいわよ。

コリン・ファース、出てる！（けど、ブリジットの空想なの……つらひ）

このパーティの最大の見せ場は、濡れた踊る肉（観ると分かります）

子ども達の手前、ママが恋に走ると……というのが最大のテーマです

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WRITER

よしひろまさみち／映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』（共に宝島社）で編集・執筆のほか、『an・an』（マガジンハウス）、『家の光』（家の光）、『with』（講談社）、『J:COMマガジン』（J:COM）など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。