シリーズ3作目は冒険大活劇!『パディントン 消えた黄金郷の秘密』でモフモフを愛でよう

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ〜。
よしひろさん、「きのう何観た?」
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』
story 故郷の老グマホームからの手紙で、育ての親ルーシーおばさんが不調であることを知ったパディントンは、ブラウン一家と共にペルーへ。すると、おばさんはジャングル奥地の地図を残して行方不明。彼らは地図を頼りにそこへ向かう。
監督:ドゥーガル・ウィルソン/声の出演:ベン・ウィショー/出演:ヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、アントニオ・バンデラス、オリヴィア・コールマン ほか/配給:キノフィルムズ/公開:現在、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中 © 2024 STUDIOCANAL FILMS LTD. – KINOSHITA GROUP CO., LTD. All Rights Reserved.
★モフモフがお好きな方へ★
日本語吹き替え版を観ていなかったので、『パディントン 消えた黄金郷の秘密』をおかわりしました。松坂桃李さんのパディントンもすっかりなじんでていいわ〜。
そもそもですが、『パディントン』シリーズ、ご覧になったことは? なぬ、ない!? 現在公開中のパート3では過去に何があったかちょっとだけ振り返るので、単体でも楽しめるっちゃ楽しめるんだけど、2014年の『パディントン』と2017年の『パディントン2』は各社で配信されているし、DVDもブルーレイも発売中なのでぜひ観て〜! たった2作で追いつける!
このシリーズの素晴らしいところは、こぐまのパディントンが完全に「人間扱い」なことなの。英語しゃべるし(日本語吹き替え版は日本語ですが)、なんなら誰よりも謙虚で紳士。とはいえ、見た目はくまなので、あらぬ噂や差別、偏見にさらされるわけですよ。とにかく純なアイツなパディントン。どんな目にあっても「あぁ〜よくわかんないけどそうですか〜」ってな感じで、誰に対しても対応を変えないのね。で、そんな素直なアイツにヤラれちゃう人続出し、パディントンを守ろうとする人も増えるってわけ。これが一番きくのよね……ほんっと。
最新作は舞台をロンドンからペルーのジャングルに移して、パディントンの里帰り物語&ジャングルクルーズなので、くまさんたちに慣れている人間ばかり。これまでパディントン映画を好きでいた人なら「溶け込んでおる〜!」と感動することしきり。そうでない人でも、モフモフの可愛さと思いもよらぬ大冒険に大興奮間違いなしよん。
ペルーは家族だらけ
パディントンがジャングルクルーズー!
ペルーってアマゾンなんですよ
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。