CULTURE

よしひろまさみち

【6月新作映画】コナン旋風の次は? 超ド級の完成度を誇る『国宝』『フロントライン』をチェックして

【6月新作映画】コナン旋風の次は? 超ド級の完成度を誇る『国宝』『フロントライン』をチェックして

超ド級の日本映画が続けて公開されます

コナン旋風が吹き荒れた春の日本映画界ですが、6月は超ド級の完成度を誇る作品が続けて公開されます。

 

まずは吉田修一原作の同名小説を映画化した『国宝』。上方歌舞伎界を舞台に、任侠の世界から歌舞伎界に入った少年と名門家出身という対象的な2人が、歌舞伎、そして女形を突き詰め高みを目指す数十年を描いた壮大なヒューマンドラマです。吉沢亮さんと横浜流星さん、そして彼らの少年時代を演じた子役の稽古シーンは圧巻の一言。175分があっという間です。

『国宝』
6月6日より全国公開

story_上方歌舞伎の花井半二郎(渡辺謙)に才能を見初められ、彼の息子・俊介(横浜流星)と共に育てられた喜久雄(吉沢亮)。ある日、事故にあった半二郎の代役指名をきっかけに、ライバル同士だった彼らの間には決定的な溝が……。

監督:李相日/出演:吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、永瀬正敏、三浦貴大、田中泯 ほか/配給:東宝/公開:6月6日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
© 吉田修一/朝日新聞出版 © 2025映画「国宝」製作委員会

NEXT PAGE

text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2025年7月号より

CULTURE TOP

WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

SHARE

  • x
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE

Pickup

Weekly ranking

VIEW MORE