ブラピ熱演『F1®/エフワン』、傑作タイ映画のハリウッドリメイク作品もチェック!【7月の注目映画】
ブラピが地上版トップガン
『F1®/エフワン』
全国ロードショー中
前評判からして“地上版トップガン”と呼ばれている『F1®/エフワン』。それもそのはず。主演はブラッド・ピット、監督は『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー。かつてのF1®名レーサーが若手を育てる、という物語。どれも、トム・クルーズのアレを思い出し、マシンで猛スピードというところまで似てます。が、これ、F1®をあまり知らない人ほどドハマリしそうなモータースポーツ映画。レーシングカーの世界はあまり……という人は、この映画ひとつで音響とスピードとレーサーたちの裏事情をまるっと知ることができちゃうんですよ。おまけに破天荒レーサーのソニーを演じたブラピが、美しいエイジングであまりにもかっこよく、奇跡のアラ還。レーシングカーは音の迫力が重要なので、できる限り音響のいい劇場を選んでご覧ください。

story_F1チームとしては最下位の代表ルーベン(J・バルデム)に誘われて現役復帰を果たす、伝説的なF1ドライバーのソニー(B・ピット)。型破りなソニーのやり方に困惑するチームメイトたちは衝突を繰り返すのだが……。
監督:ジョセフ・コシンスキー/出演:ブラッド・ピット、ハビ エル・バルデム、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン ほか/配給:ワーナー・ブラザース映画/公開:現在、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー中
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text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2025年8月号より
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。