ヤバイ、オリジナルアニメより可愛い! 映画『リロ&スティッチ』は実写版の大成功パターン
★★もふもふ好きな方へ★★
やべえ。可愛い……。なのでおかわり。『リロ&スティッチ』でございます。もうこのひと言に尽きるのよ〜。アニメーションの実写化っていろいろありますでしょ? 最近だと“パディントン”シリーズも……あ、ちがう。あれは絵本の実写化だ。とにかく、アニメーションのキャラを実写化すると、可愛くなるかキモくなるかの両極なんですね(パディントンは成功例ですが)。で、スティッチはどうかな〜、と思ったら、オリジナルより可愛いでやんの! びっくりよ。
ストーリーはアニメーション版とほとんど同じ。宇宙のマッドサイエンティストが作り出した「なんでも破壊するようにプログラムされた最強生物兵器」が地球に落下して、ハワイを舞台に大騒動。さびしんぼ少女のリロちゃんがそれと出会って、犬と思い込んでスティッチと名づけ、友情を育む……っていうアレね。TDRでも人気のキャラだから、ディズニー好きにはおなじみだとは思いますが、なんつってもスティッチがオリジナルよりも可愛い。なんともふもふ。
アニメーションだとツルッとした質感だったけど、青い毛のもふもふ物体。こりゃワンコだわ(いえ、ワンコには見えません)。しかもですな、実写化にあたり人間ドラマ部分もうまく改変されておりまして。エイリアンは人間に化けてていい味だし、リロのお姉さんがヤングケアラーで四苦八苦っていうくだりもリアルにプラス。大人が観ても「スティッチ可愛い! リロ一家だいじょぶ!?」と応援モードになる仕掛けなのですよ。これから夏の大作が目白押しになるので、はやめにお近くの劇場で、目にも心にももふもふを。

実写リロもCGスティッチも再現度すご!
- 1
- 2
この記事の画像一覧
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。