リンジーがティーンエイジャーになりきり⁉『シャッフル・フライデー』が面白い【9月の注目映画】

映画ライター・ムービージャーナリストのよしひろまさみちさんが、今月もマストな映画ニュースをモリモリお届けしますよ〜。
入れ替わってる!?
『シャッフル・フライデー』
9月5日より全国ロードショー
『転校生』(1982年)や『君の名は。』(2016年)など、からだが入れ替わる設定はファンタジー映画ではよくありますが、その大半が男女の入れ替わりギャップ。『シャッフル・フライデー』はママと娘、そしてばあばと娘の同級生という2組の女性が入れ替わる騒動を描いたぶっ飛びコメディです。ある金曜の朝、目が覚めたら4人のからだがシャッフル、と大胆に4人も入れ替わってる時点で大混乱なのに、そこにジェネレーションギャップがプラス。しかも、小誌読者なら「懐かしい!」と言っていただけるでしょう、リンジー・ローハンがママ役! 近年ゴシップでもご無沙汰しているリンジーが、ティーンエイジャーになりきっているのを観ていたら思わず感涙。全盛期を思い出しちゃうじゃないの! そして、ばあばを演じたジェイミー・リー・カーティスも60代にして高校生マインドを再現して爆笑必至です。こんなにド直球のハートフルコメディ、なかなかないですよ。
story_娘のハーパー(J・バターズ)が学校で問題を起こして呼び出されたアンナ(L・ローハン)は、ハーパーと犬猿の仲の同級生リリー(S・ハモンズ)の父親と恋に落ち結婚を決意。婚約パーティの翌朝、アンナとハーパー、そしてアンナの母テス(J・L・カーティス)とリリーのからだが入れ替わってしまい……。
監督:ニーシャ・ガナトラ/出演:リンジー・ローハン、ジェイ ミー・リー・カーティス、ジュリア・バターズ、ソフィア・ハモンズ ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:9月5日より、 TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2025年10月号より
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。