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よしひろまさみち

広瀬すず、二階堂ふみほか豪華俳優陣も話題の映画『遠い山なみの光』、終盤の大展開に驚愕!

★え!? って展開がお好きな方へ★

二階堂ふみさんのインタビュー記事を読んでいただけたかしらん? 出演された作品『遠い山なみの光』が公開中ですのよ。これ、80年代のイギリスに暮らす母娘の関係を描きつつ、戦後の長崎で生きた女性たちの姿を描くヒューマンドラマ。なんですがー、公開したから言えるのよね……終盤「え!?」っていう展開なのよ。


イギリスで静かに暮らす悦子は、ロンドンから帰省した娘のニキと水入らず……となりそうなところ、ニキは今後の進路をお悩み中でイライラ。で、悦子はそのころよくみていた夢の話をするのね。それが彼女の若いころの話。彼女は戦後の長崎で出会った佐知子との日々を回想するの。これだけだと何の話よ、って感じなんだけど、最後まで観ると「ぬおおおおお!」となる作り。観た人同士でしか共有できないんだけど、その終盤の大展開にはおののくはず。原作を読んだことがある方だと余計にびっくり。あー、原作の映画化ってこういうサプライズが成功しているものほど面白いのよね〜。


展開のびっくりもいいんだけど、物語もいいのよ〜。なんせ女性のエンパワーメントにつながる内容。特に「自分のやってることに自信が持てない……」って方、ぜひとも。

若い頃の悦子さん、いろいろお悩みあり

悦子をじわじわ変えていく佐知子さん

80年代悦子さんin UK

悦子の夫・二郎は超優しいいい人なんだけど、父(三浦友和!)との確執あり

『遠い山なみの光』公式

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よしひろまさみち/映画ライター

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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