アニメ映画の実写化『ヒックとドラゴン』がエモさ爆発&アトラクションものの飛行シーンに没入!
★飛ぶ感覚がお好きな方へ★
『ヒックとドラゴン』というアニメーション映画、ご存知? 2010年の作品なんだけど、むちゃくちゃよくてね〜。気弱な少年と人類の脅威ドラゴンの友情もので、最初から最後までエモエモ。オーラスなんて、涙吹き出したよね、マジで。そんな傑作アニメーションを作り出した監督のひとりディーン・デュボア(監督2人で、もうひとりは『リロ&スティッチ』のオリジナル版を監督したクリス・サンダース)が、まさかの完全実写版を作ったのよ〜。で、これがびっくりするくらいに再現度高くて、おかわりしちゃった。そして泣いちゃった。
バイキングの時代。人間とドラゴンが争いをしながら暮らしている島を舞台に、傷ついたドラゴンを助けたヒックが、ドラゴンとのありえない友情を育むという物語。物語自体が素晴らしいから、実写化してもエモさは変わらず。というか、倍増。実写化で一番すごかったのは飛行シーンね。びっくりよ〜。アニメーションでも縦横無尽に飛び回ってたんだけど、それ以上。最初に観たとき、4Dでおかわりしなきゃ、って思ったもん(で、おかわりした)。マジ飛んでる。飛びまくり。オチだから言えないけど、終盤の見せ場はほぼアトラクション。
オリジナルとほぼ同じだし、知ってる話を実写で再現されてもな〜、って最初は期待と不安半々だったのに、最後はまんまと大泣きですよ。監督、疑ってごめん!

トゥースとヒックの出会いのシーン、オリジナルまんま!
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1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。