オカルトブーム世代おなじみの怖さで気持ちよく怖がれる『死霊館 最後の儀式』ほか【10月映画】3選

映画ライター・ムービージャーナリストのよしひろまさみちさんが、今月もマストな映画ニュースをモリモリお届けしますよ〜。
これで終わりの死霊館
『死霊館 最後の儀式』10月17日より全国ロードショー
2013年から始まった『死霊館』ユニバース。霊能力者のロレインと夫のエドが、怪現象に苦しむ人を救う『死霊館』シリーズや、作品に出てきた呪いの人形や修道女風の悪魔のスピンオフなど、8作が公開され、いずれも大ヒットしました。そんな作品群の本筋、ロレイン&エドのエクソシスト映画の完結編『死霊館 最後の儀式』が公開されます。このシリーズのいいところは、ド派手な新しい仕掛けがないこと。それこそ“あなたの知らない世界”や心霊写真などのオカルトブームで育った世代には「この手できましたか!」となるおなじみの怖さばかり。だからこそ、思わず童心に返ってワー!! キャー!!! と、気持ちよく怖がれますの。
story_1986年、ペンシルベニア。エド(P・ウィルソン)とロレイン(V・ファーミガ)は新たな怪現象に立ち向かっていた。が、結婚を控えた彼らの娘が邪悪な存在のターゲットに……。
監督:マイケル・チャベス/出演:パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ、ミア・トムリンソン、ベン・ハーディ ほか/配給:ワーナー・ブラザース映画/公開:10月17日より、TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国ロードショー
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text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2025年11月号より
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。