義兄妹のドロ沼恋愛を描いた「過ち」シリーズ最終章『私たちの過ち』で堂々のフィナーレ！
★過ちシリーズ、沼った方々へ★
以前ここで取り上げた（そしてあたしがすっかり沼にハマった）『俺の過ち』『君の過ち』はご覧になったかしら？ まだだったらサクッと観て！ あれを観てたら「で、ノアとニックどうなんのよ！」ってなるはずなんだから〜！ ということで、完結編の『私たちの過ち』でございます。
ニックとノアが別れちゃってから数年。ノアは大学を卒業して就職が決まり、ニックはおじいちゃんの会社を継いでロンドンで実業家に。でで、彼らの親友がイビザ島で派手婚をすることになり、2人は再会……するんだけど、めっちゃ気まずい。たかだか数年のブランクは彼らのわだかまりを溶かすには短すぎたのよね。で、そんなイビザでノアは、とある男子にナンパされるんだけど、じつは彼は就職先の社長。おまけに、その会社、ニックの会社が投資することが決まっちゃうの。おかげで毎日顔を合わせないといけなくなる2人は、微妙な距離感とそれぞれに進行する別の恋愛が……っていう、しっちゃかめっちゃかさ！ 最強〜！ ロマンス好きならドハマリ間違いなしの人物相関なのよ〜。
おまけに、「え、今何起きた!?」っていうくらいに唐突な展開の嵐。そしてお忘れなきよう、なのが、この2人は義兄妹ってのがまたよい。とにかくネタがてんこ盛りで、ジェットコースターのようにめまぐるしく展開するのよ〜。この楽しさを2025年のうちに知っていただきたい！ なんなら劇場公開の超大作映画が大量にリリースされる12月になる前に！ あ、ちなみに現在発売中のオトナミューズ最新号では、原作者のメルセデス・ロンのインタビューが掲載されていますので、そちらもぜひ読んでね。
愛車の紫のベンツでご出勤のノア。どんだけセレブ！
ニックと彼の顧問弁護士で交際中のソフィア。三角関係ならぬ四角関係になります
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1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』（共に宝島社）で編集・執筆のほか、『an・an』（マガジンハウス）、『家の光』（家の光）、『with』（講談社）、『J:COMマガジン』（J:COM）など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。
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