陰謀論うずまくSNSに影響されまくると…⁉『エディントンへようこそ』ほか【12月注目映画2選】
SNSと陰謀論と本当の“悪”
『エディントンへようこそ』
12月12日より全国ロードショー
異色スリラー『ミッドサマー』(2019年)で世界中を苛立ちと恐怖に陥れたアリ・アスター監督の最新作。『エディントンへようこそ』は、陰謀論渦巻くSNSに影響されまくるとこうなる……という現実味あるコロナ禍を舞台にした恐怖映画。相変わらず淡々とエグいことばかりを描き出している作品ですが、これを観終わると「あれ?陰謀論ってガチでヤバくね?」と確信を持てる社会派でもあります。しかも、ホアキン・フェニックスとペドロ・パスカル、エマ・ストーンなど、監督と仲良しの名優たちがこぞってぶっ飛びの芝居合戦を繰り広げてますよ〜。

story 2020年、コロナ禍でロックダウンされた小さな町エディントン。市長テッド(P・パスカル)とマスク着用を巡って口喧嘩になった保安官ジョー(J・フェニックス)は、彼に対抗して市長選に立候補。その諍いはSNSを使った扇動で住民を巻き込んで大炎上していくが……。

監督:アリ・アスター/出演:ペドロ・パスカル、ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン、オースティン・バトラー ほか/配給:ハピネットファントム・スタジオ/公開:12月12日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2026年1月号より
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。



















