【ネタバレあり解説】人と感情、動きすぎなのよ。Netflix『ボーイフレンド シーズン2』Ep.7〜9
エピソード7〜9での個人的鑑賞ポイント、ネタバレ上等で
『ボーイフレンド』シーズン2、2度目の更新となった後半戦、エピソード7〜9を掘り下げます。この3つのエピソード、人と感情、動きすぎなのよ。あ、まだ観てない人はネタバレしかないから要注意。というか、この先を読むのは観てからね。
まずはテホン先生! カムバックおめ! シーズン1から続投する人がいる、という噂は今シーズン配信前からあったけど、そうですか、テホン先生ですか。と、現れてすぐに納得。ところがですよ、テホン先生についていたイメージがガラガラと崩れ去ったという方、多かったのでは? それもそのはずなのよね。だって、グリーンルームに戻るってことは理由があるわけで。それは「前回はみんなの調整役だったけど、今回は自分が主人公」ってこと。恋愛を置き去りにしてみんなの調整役に奔走したシーズン1を反省しての再登板なわけだから、我が出ても欲が出てもOKなはずなのよ。だけど、シーズン1であまりにも出木杉くんだったテホン先生のイメージが強過ぎて、好意を持っていたジョウブをはねつける勢いの姫仕草に「うわ……」ってなってしまうのよね。いやいや、考えてもみてくださいよ。テホン先生が、シーズン1でどんだけ我慢してたか。んで、ただ一人の再登板をいろんな人に黙ってたストレスを。勝手に作られたパブリックイメージがあるって、めちゃ面倒よね。

来ました、テホン先生。姫じゃないわよ!
とはいえ、ウィルへの思いは全く実る気配がなく、ひたすらジョウブが可哀想に見えるのはつらひ。ジョウブお願いやで、大阪のおかんに泣きついてもいいから、前向きになるんや……強いコなんやから! と、こちらも勝手に応援してしまいました(が、たしかに“パブリックイメージだけで「シュキ!!」と言い寄られても、マジでなにがなんだか分かりません”と思っているテホン先生の気持ちも超理解)。
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。







