【ネタバレあり解説】マジ、こういうの観たかったのよ! Netflix『ボーイフレンド シーズン2』Ep.13〜15
友情パート。こちらのキーマンはトモアキよ。GJとしかいいようがない。雰囲気出来上がってしまっていたグリーンルームに途中参加の陰キャ(愛を込めてこうよびます)というだけでもかなりな勇気でしたのに、最後の最後は完璧なムードメーカーになってたの、素晴らしかったわ。恋する余裕がないほどに自分を見つめる時間になっちゃったもんだから、この友情を大事に育みつつぜひとも幸せになっていただきたい。トモアキとヒロヤの口論からの仲直りは、シーズン2最大の見せ場になりましたぜ!
そしてシーズン2の大テーマとなったのは、家族へのカミングアウト問題よ。じつはこれ、最初からあったのよね。そもそも周囲はみんな知ってて祝福してくれてるイザヤやジョウブ、微妙に家族とは距離があるボミやリュウキなど、絶縁覚悟のカミングアウトを経験しているテホン先生などなど。それぞれの性格や行動パターンが、じつは「家族に受け入れられているか否か」でだいぶ違う、ということを浮き彫りにしていましたの。いや、カミングアウトが全てじゃないのよ? された側の世代にもよるし、受け入れる時間や経験値もそれぞれ違うし、ほんっとそれぞれ事情が違うからこそ「すればいいってもんじゃない」。でも、テホン先生がおっしゃったとおり「自分の人生だから」こそ、自分らしく生きるために超えないといけない壁でもあるのよね。する側、される側の立場双方に寄り添った問題の可視化をしてくれたのが、シーズン2最大のポイントでございました。

フーたん、結局好きになる人の条件が概念的でよく分からなかった……がしかし、それでいいのよ、恋って。
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。







