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【ネタバレあり解説】みんな観て。ザ・現代日本が凝縮! ハリウッド映画『レンタル・ファミリー』

そしてあたしがこの映画のなかで一番「うわー……これはありそうだし重要」って思ったのは……は! これはちょいとネタバレなので観てない人は要注意。


いやいやながらも多田の会社で依頼を受けることにしたフィリップが最初に取り組んだのが、まさかの結婚式の新郎役。いや、結婚式に参列する来賓とか家族の代理ってのはよくある話だけど、新郎って……? って思うじゃない? フィリップはトイレに立てこもるほど嫌な仕事だと思っているのに、クライアントの佳恵(森田望智)はめちゃ淡々と婚礼を進め「結婚後はカナダに行きます」っていうんだけど、これがめちゃ重めの理由。

 

佳恵には同性のパートナーがいて、彼女との新生活、そして同性婚が認められていないジャパンと同性愛に理解がない家族と決別するために、外国人であるフィリップを雇ったってわけ。しかもアメリカでもイギリスでもなく、カナダってのがリアル(アジア系・アジア人が多く、ジェンダーやセクシュアリティにも比較的寛容)。式のシーンの後でそれが明かされたときにガツーンとマジでくらったわ。

 

メインは柄本明さん演じる大俳優・喜久雄の後半部だけど(これまたすっごい。天草ロケ!)、こうやって観る人によってポイントが変わるようにいろいろなエピソードが仕込まれているから、みんなマジで観て。早めに。

映画『レンタル・ファミリー』公式

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1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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