【ネタバレあり解説】『ウィキッド 永遠の約束』賛否の「否」の方、これ読んでもう一度観て!
はい、これで分かりました? これを知らないで観てしまうと「なんでエルフィは幸せになれないの……クスン」となったり「え、なんすか、この人間の少女。マジ邪魔なんすけど」ってなるお気持ち分かりますのよ。『オズの魔法使い』という原作、ボッチ少女が旅の仲間と一緒に別世界を救って成長して元の世界に戻る、っていうスタジオジブリっぽいジュブナイルなのね。それで育った人達が納得するバックストーリーとして生まれたのが『ウィキッド』。オズの国にガチもん魔法使いが爆誕したことで、その世界の人達がどうしたかっていう物語というわけです。だから、『ウィキッド』の後半部がダークになることは既定路線。もっというと、劇団四季の舞台版をお好きな方には「うっふん、まんまで最高!(映画版オリジナル曲の良し悪しは人によるけど)」となるので、賛否の温度差が赤道直下と南極みたいなことになってしまうんですねー。
あ、超長くなってしまった。ともあれ、めちゃいい人で正義の味方なのに、アウトサイダーゆえに策略と情報操作によって悪者に仕立て上げるポピュリズムの恐怖と、それによって引き裂かれる友情が『ウィキッド』の大テーマ。これを踏まえてご覧いただいて、『〜永遠の約束』の素晴らしさと恐ろしさに気づいてほしいの〜。あ、来週から新作の都合でどんどこIMAXなどのラージフォーマット上映が減るので、IMAX激推ししておきます。あたしもおかわり行ってきま〜す!
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1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。















