CULTURE

キャッシュレスで韓国旅行を効率的にエンジョイ! WOWPASSを実際に作ってみた【2023年5月】

キャッシュレス 韓国旅行 WOWPASS 2023年

PHOTO GALLERY

2023年5月、韓国に行ってきました。コロナ禍を経て久しぶりの韓国(個人的には11年ぶりでした……)! 現地もさぞ変わっているだろうと思いつつ、効率的に韓国旅行を楽しむための情報をお届けできればとお金にまつわるアレコレ、調べてきましたのでご報告いたします!

仁川空港の銀行で両替したら¥10,000→₩91,000でした

まずは現金問題! おそらくですが、現地通貨を多少なりとも持たずに旅行するのは至難のワザ。市場や屋台などは現金のみ、というお店も多いので、最低限の両替はしておくことをオススメします。

 

ちなみに、紙幣は50,000ウォン(約5000円)、10,000ウォン(約1,000円)、1,000ウォン(約100円)の3種類。硬貨はやたら種類がありますが、よーく見ると必ず数字があります。レートによって異なりますが、2023年5月はだいたい「ゼロをひとつ減らせば」日本円と思うことにしました(細かく言うと、実際は50,000ウォン=4,823円くらいのレートでした。皆様が渡韓されるころはもっといいレートになっていることを祈ります!)。

 

日本の銀行で両替したい人、韓国の空港で両替したい人、ソウル市内に行って両替したい人、それぞれの理由があると思います。レートのよさだけで言うとソウル市内ということになりそうですが、利便性や安全性、旅程によって選択しましょう。レートの違いはありますが、大金をウォンに両替するならいざ知らず、最低限の現金=とりあえず1万円両替しとくか、程度でしたらその違いは数百円。効率と安心を買ったと思えば気にすることはないと思われます。

韓国の紙幣はこちら。一番上の₩50,000=日本円にすると5千円札の感覚。日本における1万円札はなく、50,000ウォン札×2枚と考えつつ、渡航時のレートをしっかりチェックしてくださいね。

日本における1万円札は、50,000ウォン札×2枚。現地通貨のことって、事前にしっかり頭に叩き込まないと一瞬わけわかんなくなりますよね。私だけかな。

仁川空港 両替 10,000円 91,000ウォン

1万円が91,000ウォンに。この後、今回の取材先であったパラダイスシティホテルに移動したのですが、ホテルロビー、またホテル内のカジノの両替所ではだいたい94,000~96,000ウォンになるレートでした(写真撮影NGだったので撮れなかったのですが、一番レートがいいのはカジノの中でした……)ということは、空港の銀行が一番レートが悪かったかも!

円→ウォン チャート ソウル市内 両替

韓国情報サイト「コネスト」より、旅程付近の両替所情報はこちら。明洞などソウル市内の両替所のレートのほうがよさそうですが、手数料がかかる店舗かどうか、市内の両替所までたどりつけるかなど、効率も含めて検討しましょう。

日本国内で使えるQRコード決済サービスは、海外では使えないものがほとんど

韓国ドラマを観ていても、だいたい登場人物たちのお買い物はカード決済。そう、一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ 2022」によると、韓国は世界の主要国におけるキャッシュレス決済比率は93.6%で第1位(ちなみに日本は29.8%だそう)なんです。コンビニやコーヒーショップなど、ちょっとしたものはササっとキャッシュレス決済で済ませたいもの。でもいちいちクレジットカード出すのも、大げさかしらと感じてしまう昭和生まれ世代の筆者。PayPayとかLINE Payとか使えないかねと思ったのですが。

 

2023年現在、日本国内で使えるQRコード決済って、海外では使えないものがほとんど。今後、国境を越えて使えるサービスの登場に期待したいところですが、直近ではクレカか、下記のWOWPASSが旅行者が選べるキャッシュレス決済の方法となりそうです。

 

キャッシュレス派には「WOWPASS」を推奨!

そこでotonamuse.jpでもたびたび韓国の現地情報を教えてくれているエディター、杉山ゆりさんに「WOWPASSがなくても旅行はできるけど、あるとなにかと便利だよ~」とアドバイスを受け、作成してみました。要するに、旅行者向けのプリペイドのキャッシュレス決済システムですが、さすがIT大国。アプリと連携して残高確認できるし、いざとなったらウォンを引き出せるし、T-moneyという地下鉄のパスも一体化されているし、結論から言うと便利でした。

 

もちろんクレジットカード大国でもある韓国ですから、WOWPASS、なくても大丈夫です。でも私は「本当になにかと便利だったよ、杉山さん!」と実感。ミューズ世代の旅には作成を推奨します。

WOWPASSのサイトはこちら

WOWPASSは仁川空港、金浦空港、またソウル駅、明洞駅、弘大駅など地下鉄構内の販売機で発行することができます。チャージする機械はそれ以外の駅やホテルにもたくさんあるのですが、発行できる場所は限られているのでまず、注意!

 

WOWPASSを実際に作ってみた

こちらが弘大入口駅の8番、9番出口付近で発見した「WOWPASSが発行できる」機械。チャージだけができる機械と発行もできる機械があり、発行できる機械は空港や主要な駅にあります。場所はWOWPASSのサイトで確認できます。

こちらが弘大入口駅の8番、9番出口付近で発見した「WOWPASSが発行できる」機械。やっと会えたね……!

実際にWOWPASSを発行してみましょう。表示は多言語に対応。もちろん日本語表記にできました。

表示は多言語に対応。もちろん日本語表記にできました。

私は「新規カードを発行」を選択。

私は「新規カードを発行」を選択するわけです。

これだけの通貨に対応。日本円のレートに注目。¥10,000を入れると₩96,474になり、当時の空港の銀行よりレートがよかったです。

これだけの通貨に対応。日本円のレートに注目。¥10,000を入れると₩96,474になりますから、空港の銀行よりレートがいい!

パスポートを読み取らせて登録してから、チャージすることができます。日本の紙幣は千円札からそのまま使えます。

パスポートを読み取らせて登録してから、チャージがスタートします。日本の紙幣がそのまま使えます。

私は日本の1万円札を入れてみました。日本の¥10,000をチャージ→₩96,474にした後、ウォンを現金で引き出すこともできます。が、その際は手数料がかかるのでご注意。メンバーシップ入会費として₩5,000かかります。日本の交通系ICカードの発行時の費用とだいたい同額くらいですね。

日本の¥10,000をチャージして₩96,474にした後、ウォンを現金で引き出すこともできます。が、その際は手数料がかかるのでご注意。メンバーシップ入会費で₩5,000かかります。日本の交通系ICカードと同額くらいですね。

できました! 以降、ふらりと入った食堂でもコンビニでも、お土産を買ったスーパーでも、暑くてコーヒーを買ったスタバでも、夕食のために出かけたタクシーでも、サムギョプサルのお店でも! WOWPASSを出すだけでOKでした。

できました!

以降、ふらりと入った食堂でもコンビニでも、お土産を買ったスーパーでも、暑くてコーヒーを買ったスタバでも、夕食のために出かけたタクシーでも、サムギョプサルのお店でも! WOWPASSを出すだけでOKでした。同じことはクレジットカードでもできるのですが、正直、クレジットカードよりWOWPASSでピッって決済するほうが多少時間が短縮されて感じるのと、レートも結構いいじゃん、というのがオススメの理由です。アプリで使った金額がすぐ確認できるのも◎。チャージの際は1万円札だけでなく、日本の5000円札や1000円札まで使えるところもニクイ。

 

韓国に着いたらまずWOWPASSにチャージして、最低限のウォンをWOWPASSから引き出す(※手数料はかかります)という使い方もアリですね。

交通系ICカード「T-money」も兼ねているけれど、チャージは別で現金のみ!

WOWPASSがオススメなもうひとつの理由は、この1枚で地下鉄にも乗れること。韓国には日本におけるSuicaとかPASMOのような交通系ICカード=T-moneyがあり、地下鉄やバスに乗るなら必須。現金で支払うよりT-moneyのほうが交通機関の料金も割引になります。ただ、全く移動しない、タクシーにしか乗らない、という方は必要ありません!

 

WOWPASSにはこのT-moneyの機能「も」ついているのです。ただし、WOWPASSとT-moneyのお財布は別。T-money用にチャージする必要があります。地下鉄の駅、またはコンビニなどでチャージ可能。T-moneyのチャージは現金のウォンでしかできないので、別の場所で両替しておくなり、WOWPASSからウォンを引き出すなり、用意しておきましょう。

弘大入口 地下鉄 T-money チャージ

弘大入口駅のWOWPASSの機械のすぐ隣に、T-moneyをチャージができる機械が並んでいました。

事前にアプリをダウンロードして購入予約もできる

WOWPASSを買う予定にしているなら、日本国内でアプリをダウンロードしておきましょう。購入/チャージできる場所も検索できますし、実際に使用し始めたら、残高もすぐ確認できて便利でした。

キャッシュレス 韓国旅行 WOWPASS 2023年 アプリ 残高

ちなみに、T-moneyの残高はWOWPASSのアプリで確認が可能。WOWPASSをスマホの背面にかざすだけでOKなんです。

WOWPASSには交通系ICカード、T-moneyの機能「も」ついているのです。ただし、WOWPASSとT-moneyのお財布は別。T-money用にチャージする必要があります。地下鉄の駅、またはコンビニなどでチャージ可能。T-moneyのチャージは現金のウォンでしかできないのでWOWPASSで引き出すなり両替するなり、ウォンを準備しておきましょう。

じゃじゃーん! T-moneyの残金は₩4,850でした。たくさん残ってしまった場合はコンビニや地下鉄の駅で払い戻しが可能で、有効期限は5年。5年以内に渡韓する予定がある方は、残しておいても大丈夫そうですね。

App storeはこちらからGoogle Playはこちらから

アレコレ難しいのが無理! な方や現地で使うSIMカードもセットで買いたい方は日本国内から「空港セット」を買っておくのもアリかも。2023年12月31日までちょっとお得になっているようです。アプリで購入予約が可能。

空港セットはこちらから

いかがでしたか? せっかくの韓国旅行、お得に効率的に楽しみましょう!

この記事の画像一覧

  • こちらが弘大入口駅の8番、9番出口付近で発見した「WOWPASSが発行できる」機械。チャージだけができる機械と発行もできる機械があり、発行できる機械は空港や主要な駅にあります。場所はWOWPASSのサイトで確認できます。
  • 実際にWOWPASSを発行してみましょう。表示は多言語に対応。もちろん日本語表記にできました。
  • 私は「新規カードを発行」を選択。
  • これだけの通貨に対応。日本円のレートに注目。¥10,000を入れると₩96,474になり、当時の空港の銀行よりレートがよかったです。
  • パスポートを読み取らせて登録してから、チャージすることができます。日本の紙幣は千円札からそのまま使えます。
  • 私は日本の1万円札を入れてみました。日本の¥10,000をチャージ→₩96,474にした後、ウォンを現金で引き出すこともできます。が、その際は手数料がかかるのでご注意。メンバーシップ入会費として₩5,000かかります。日本の交通系ICカードの発行時の費用とだいたい同額くらいですね。
  • できました! 以降、ふらりと入った食堂でもコンビニでも、お土産を買ったスーパーでも、暑くてコーヒーを買ったスタバでも、夕食のために出かけたタクシーでも、サムギョプサルのお店でも! WOWPASSを出すだけでOKでした。
  • WOWPASSには交通系ICカード、T-moneyの機能「も」ついているのです。ただし、WOWPASSとT-moneyのお財布は別。T-money用にチャージする必要があります。地下鉄の駅、またはコンビニなどでチャージ可能。T-moneyのチャージは現金のウォンでしかできないのでWOWPASSで引き出すなり両替するなり、ウォンを準備しておきましょう。
  • 韓国の紙幣はこちら。一番上の₩50,000=日本円にすると5千円札の感覚。日本における1万円札はなく、50,000ウォン札×2枚と考えつつ、渡航時のレートをしっかりチェックしてくださいね。

PHOTO GALLERY

otona MUSE Y




※為替レート、サービス内容は2023年5月の情報です

CULTURE TOP

SHARE

  • x
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE

Pickup

Weekly ranking

VIEW MORE