映画『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』はとにかく没入感がスゴい!【よしひろまさみち】
ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ〜。
よしひろさん、「きのう何観た?」
『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』
★ライブ、お好きな方へ★
もうヤバい。超やべー映画だった。それがテイラー・スウィフトの世界ツアー「THE ERAS TOUR」を収めたライブムービー『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』。これ、音楽ファンならもちろんだけど、映画好きにも観てもらいたい傑作だったわ。
そもそもなんですが、こういうライブ映画って最近増えてるのですよ。日本だと嵐の東京ドームライブを収めた『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』とか、アメリカだとデヴィッド・バーンの『アメリカン・ユートピア』とか(ブロードウェイ公演だけど)。いや、いいと思うのよ。公演地の都合でライブに行けない人とか、そもそもチケット高すぎて手が出ない人とか、ライブをDVDとかで楽しんでいた人とか。需要はある。だがしかし、テイラーの場合、そもそもの作りが違った。
今回のテイラーのツアーは、自身の音楽活動を時代=ERAで区切って、各時代ごとのヒット曲、思い入れある曲で構成されたセトリなのね。これを生で観ていたら、音圧とかオーディエンスのリアクションとかで別の感動だと思うんだけど、映画にする意味がある集大成的なもんなのよ。そして……幸か不幸か、映画館での現状、それほど混んでない! いや、混んでいなくても、ライブよりも自分のスペースは確保されているので、没入感すごい。そうです。プラチナチケットのテイラーのライブを、ほぼ独占状態。こんな贅沢あっていいのか!? いやダメでしょ! ということで、即劇場に行くことをおすすめします。期間限定の上に木曜〜日曜限定上映という変化球なので、サイトでチェックしてから行ってね。できるだけ音響のいいスクリーンで観てちょうだい。
よしひろまさみち
オトナミューズのカルチャーページ編集担当&映画ライター。おバカなコメディからおマジメ社会派まで幅広くカバー。ほんとにおもろいもんしか紹介しません。