MCUの33作目は、スーパーヒロインが活躍するシスターフッド映画『マーベルズ』【よしひろまさみち】
ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ〜。
よしひろさん、「きのう何観た?」
『マーベルズ』
★シスターフッド映画がお好きな方へ★
このテーマを確認するために初日におかわりした『マーベルズ』。まー、なんつってもMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の33作目になるので、MCUを全部クリアしている人しか読み解けないところは多々あるんですよ。とはいえ、この作品はMCUでは初めてともいうべき要素があったの。それがシスターフッド映画としての側面!
キャプテン・マーベルっていうスーパーヒロインがおりましてな。ざっくりいうと宇宙最強。一人で星ひとつくらいは破壊できちゃう。で、彼女が地球を救ってくれたあと(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)、なんやかや宇宙のあちこちで起きてた紛争を片付けていたわけです。その間、彼女が地球の人間だった時代(あったのよ。『キャプテン・マーベル』を参照)から叔母と慕うモニカ・ランボーさんが、ざっくり地球防衛側に就職してひょんなことからパワーをゲット(『ワンダヴィジョン』参照)。それと同時期に、キャプテン・マーベルが推しという女子高生のカマラちゃんが祖母ちゃんからもらったブレスレットでパワー覚醒(『ミズ・マーベル』参照)。んでもって、この映画ではその3人がひょんなことから入れ替わっちゃう怪現象が起きるってところから始まるのね。
はぁはぁ……長かった。参照作品は『マーベルズ』鑑賞後にぼちぼち観てちょうだい(おもろいから)。
ということで、この3人のスーパーパワーがそれぞれ違うのね。おまけに個性もバラバラ。なんなら最初は微妙に仲が悪いというか引き気味。それが、どうやって友情を結び、お互いの力と個性を結束させていくか、っていう物語なの。もー、超いいシスターフッド映画! なので、全女子、劇場へ!