寒〜い冬はインドア主義♡
今月のエンタメ5選
映画ライター、よしひろまさみちさんが、ミューズのためにマストな映画とリアリティーショーをピックアップ! ぜひホリデーシーズンにのんびりと楽しんでみてくださいね。
01
前半可愛いの洪水、
後半恐怖のズンドコ節
これは観てだまされた(いい意味)!って思える新作をご紹介しまーす。『ラストナイト・イン・ソーホー』は、ロンドンの2つの時間軸を舞台にしたスリラーで、現代の主人公は、デザイナーを目指すエロイーズ、60年代の主人公は歌手を目指すサンディ。60〜70年代のファッションに影響されてるエロイーズの洋服や持ち物が可愛いの洪水なんですよ〜。しかも、音楽も超おしゃれ。そしてエロイーズの夢の中に登場する60年代のサンディもすっごいおしゃれで、エロイーズのデザインにも影響を与えちゃうの。気分上げ上げのの中で進行する物語は、中盤から不穏な雰囲気に。ここからはネタバレになるから言えませんが、ちょっと怖い。いや、けっこう怖い。でも、「ひょえー、こういうことだったのね!」と、いい意味で裏切られるはず。二転三転する物語にどっぷりとひたってくださいませ。
全国ロードショー中
『ラストナイト・イン・ソーホー』
02
オトナこそ観るべき、
多様性のアニメーション
ディズニー・アニメーションの最新作『ミラベルと魔法だらけの家』は、一見子ども向けだけど、じつはオトナのみなさんにこそ観ていただきたい多様性を学べる映画よ。その家に生まれるとそれぞれ違った魔法が授けられるという魔法の家で、たったひとりだけ魔法を授けられなかったミラベルが一家の危機に立ち向かう、ってお話。誰でも集団の中でまぁまぁうまくやってたとしても「ちょっと私、みんなとは違うかも‥‥」と思ったことない? その気持ちを共有するミラベルが、多様な社会で生きる現代人に贈るメッセージはなかなか重量級よ。
全国ロードショー中
『ミラベルと魔法だらけの家』
03
ヴェノム、キモ可愛い
マーベル映画の最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、見た目はキモいけど、性格はちょっとトホホなエイリアン・ヴェノムと、ヴェノムとからだを共有するこれまたトホホな男エディのバディ・ムービー。アクション多めだけど、ヴェノムとエディがやり合うところなんてほぼBLテイストで、クスッとさせるのなんの。「BL好きの気持ち、分かってますね」と言いたくなる出来栄えです。
全国ロードショー中
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
04
ゴーン、レバノンへゴーン
一時期世間を騒がせた元日産CEOカルロス・ゴーンの逃亡劇。まるでスパイ映画のような逃亡方法に注目が集まったけど、「で、結局なんだったの?」という方、多いと思います。その疑問を一気に払拭するのが『カルロス・ゴーン 最後のフライト』というドキュメンタリー映画。レバノンで生活する本人と夫人はもちろん、彼の元上司でルノー社のトップや日産関係者への証言もとれている優れもの。『“Nスペ”先を越されたわね』と感じる逃亡劇の裏に大興奮です。
U-NEXTにて独占配信中
『カルロス・ゴーン 最後のフライト』
05
バチェロレッテの次は
バチェラーで
Amazon Prime Videoで人気のリアリティ・ショー『バチェラー・ジャパン』が最新シーズン配信開始しました。4代目となるバチェラーは、ひとりの女性を巡って争ったスピンオフ企画『バチェロレッテ・ジャパン』に参加していた黄 皓さん。パンデミック下の撮影だけに、今ままでは当たり前だったことができないなか、はたして誰が婚活を勝ち抜くか。日本での顔合わせはもちろんのこと、海外ロケ!?
Amazon Prime Videoにて独占配信中
『バチェラー・ジャパン』シーズン4
selection&text:MASAMICHI YOSHIHIRO