2022年の幕開け! 今、韓国を沸かせる2PMのジュノをチェック、セヨ
韓国好きエディター杉山ゆりの【K-TALK♡】 VOL 01
セヘ ボン マニ パドゥセヨ〜
いきなり韓国語から失礼いたします。直訳すると「新年の福をたくさん受け取ってください」という意味なんですが、日本で言う「明けましておめでとうございます」的なもので、韓国で新年に交わすご挨拶。韓国ではこれから迎える旧正月が、お正月本番です!
そんな2022年の旧正月にあわせてスタートすることとなりました、韓国好きエディター杉山ゆりの【K-TALK♡】。エンタメ、ビューティ、ファッション、食…、私の独断と偏見によるものですが、これから様々な韓国ネタをゆるりとアップしていきたいな、と思います。
さてさて、初回のネタはどうしよう? とぼんやり悩んでいたところ、ある日、私が通う韓国語学校のセンセが「ゆりッシ、ジュノわかる? 2PMの。絶対好きだと思うの! 今やってるドラマがすごくいいから観て欲しくて♡」と、もーれつプッシュが。今やBTSが世界中を席巻しKポップを牽引しているけれど、2PMといえば2008年にデビューし、BIGBANGらと共にそのKポップブームの礎を築き上げたボーイズグループ。
でもセンセ、ごめんなさい。私ビッペン(BIGBANGファンのこと)だから、同時期にデビューした2PMのことは追えてなくて、正直ジュノのことも良く知らない。でもセンセの熱量すごいし、とりあえず画像検索してみるよ。
・・・・・・・・・・ん?
デビュー間もない頃と現在、だいぶ雰囲気違うけど、なに⁉︎ なに⁉︎ めちゃめちゃカッコいいんですけど!(◎_◎;) 。歳を重ねるごとにビジュがどんどん更新されていて、これは俄然キョーミ出てきましたよ笑。90年生まれの32歳。グループ内ではチャンソンと並んでのマンネ(末っ子)ライン。にもかかわらず、年上メンバーにも臆することなく意見を発する物怖じしない態度から「俺様」「皇帝”」と呼ばれているらしく、さらにはどんな勝負事にも負けず嫌いでやんちゃな一面もアリ、とのこと。
ぁあ、これは女子が沼ってしまうパターンですね。わかる、わかる。なんとなくの勘だけど、これ以上掘っていくのは危険な匂い笑。と言いつつ、寝不足になりながらも探っていきますよ。
2020年、突如巻き起こった
“ウリチブ ジュノ”現象
2PMのファン以外にジュノ人気を拡散させたと言われている“ウリチブ”動画から拝見。この“ウリチブ”動画とは2015年にリリースした『My House(※韓国語でウリチブ=私たちの家)』という楽曲のパフォーマンス動画なのだけど、これがYouTubeのアルゴリズムにより2020年のコロナ禍に韓国国内で突如バズって、チャートを逆走行。張り裂けそうなシャツを着て、身体を拗らせながら「ウチに行こうよ、誰にも気づかれないように〜」と歌い、こちらをドキドキさせてくる。パッチリと目を見開いたキラキラな眼差しではなく湿度のある虚ろな目つきで、機械のようなキレッキレのダンスではなく生っぽくしなやかな動きで。
その中でも特にジュノのソロダンスパートにスポットが当てられ、“ウリチブ ジュノ”というキーワードまでもが誕生。そう、最近のスラっとしたとぅるとぅる肌のアイドルくんたちとは一線を画す大人のセクシーさで、20代、30代のみならず、我がセンセを含む40代の主婦層までをも熱狂させたのです。で、何がすごいかって、そのとき、当のジュノといえば兵役に就いていて、本人不在のなかブームが巻き起こり、新たなファンを獲得。これぞまさにジュノが国民的スターダムへと押し上げられた伝説的なエピソード!
俳優としての実力も
着実に積み重ねていく
ジュノはグループ活動の傍ら2013年あたりから役者活動も重ねてきました。演技については寝る間を惜しんで世宗大学院映画芸術学科にて舞台構成、照明デザインから学んだ、というから脱帽。アルバム制作にライブ活動、そして番組収録…、休む隙もない2PMとしてのスケジュールを消化しながら、個人としては映画に、ドラマに、と毎年何かしらの作品に入り、役者としての実力を高めていったのです。どんなときも努力を怠らず、十分な準備をして。ジュノは常々語っています。
「どんな事でも『本気でやるか、やらないか』によって、その結果が変わると信じてきました。初めのうちは思う結果が出せなくても心より望めば成せるはず」と。
その信念を一貫し、何年もかけてジュノは座右の銘にしてきた“それ”を証明してみせたのです。
2015年に公開された映画『二十歳(ハタチ)』で初主演を飾り、2017年KBSドラマ『キム課長とソ理事』のソ・ユル役では優秀演技賞を受賞、そして2021年のMBCドラマ『赤い袖先』(原題)でイ・サン役を熱演し、ついに最優秀演技賞に輝きました。この『赤い袖先』は除隊後の復帰作としてジュノ自ら選んだもので、愛する女性への熱い想いを繊細に表現しながら、重責を担う一国の君主を粛々と演じ、高評価を獲得。
この作品にまつわるインタビューでは、このように答えています。
「イ・サンという役はあまりにも多くの俳優たちが演じてきたので、プレッシャーはなかったか? という質問をたくさん受けましたが、イ・サンに対する研究を重ね自分と似ている点を探すことで、むしろ面白くなりました。『僕にしかできない僕のやり方で表現してみよう!』という想いが、プレッシャーより上回ったんだと思います。“負担”と考えてしまったら達成できることなど何もありません」
大変な重圧があったことは間違いないはずだけれど、自身の目や意識を外にではなく内に向け、自らのやるべきことだけに集中。
でも、きっとそれは今回に限ったことじゃなく、ジュノはいつも自分を信じてそうしてきたのだと思う。過去の言動やファンの子たちが挙げているエピソードを見るに、いつだって俯瞰的視点を備え、何に対しても冷静に丁寧に、そして実直に向き合っている印象を受けたから。グループ内での立ち位置や自分に求められていることをしっかりと把握し、それ以上のものを還元していく。
退役後、カムバのために16kgの減量を果たしたというストイックさにも驚かされたけど、強い覚悟を持って自分に課せられた責務を全身全霊でまっとうする。そんな男気あふれる性格と、笑えば糸目になる穏やかな顔立ちのギャップは“ズルい”しかない。
ボーイズグループ個人ブランド評判で1位を獲得!
年が明け、ちょうどこの記事を作成しているとき、最新のニュースが届く。韓国企業評判研究所が行なうボーイズグループ個人ブランド評判のビックデータ分析で、(12月15日〜1月15日の)2022年1月期、なんと長い間1位を独占し続けてきたBTS(ジミン)を2位に退け、ジュノが1位を獲得したのです。
これは文句なしの快挙👏
さらに1月22、23日に行われたファンミーティングのチケットも両日ともに販売と同時に完売し、今のジュノ人気を浮き彫りに。
過去には自ら「ジュノの時代が来る」と放ったビッグマウス発言で笑いをかったこともあったようだけど、今、それは現実のものとなった。韓国の誰もが認めるはず。ジュノの時代が到来した、と。あぁ〜『赤い袖先』(原題)の日本放送が楽しみでなりません♡