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よしひろまさみち

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若き日のブラピを4Kで!『テルマ&ルイーズ 4K』、超前向きミュージカル『カラーパープル』ほか胸アツ新作映画3選【よしひろまさみち】

映画『テルマ&ルイーズ 4K』

01/若き日のブラピも出てるアレが高精細映像に
『テルマ&ルイーズ 4K』

シスターフッド映画の元祖ともいわれる91年の傑作『テルマ&ルイーズ』。今ほど女性が自分らしく生きられなかった時代に「犯罪はダメだけど、自由に生きていいじゃん!」と知らしめたロードムービーです。いつ観ても新鮮かつ気づきを与えてくれるこの作品が、なんと高精細映像の4Kレストア版で全国順次ロードショー! まだ観たことがない人には「ブラピが名を上げた映画よ」と誘って、女子同士でワイワイ楽しんでほしいわ〜。

映画『テルマ&ルイーズ 4K』ブラットピット
映画『テルマ&ルイーズ 4K』

『テルマ&ルイーズ 4K』
story 専業主婦のテルマ(G・デイヴィス)とシングルのウェイトレス・ルイーズ(S・サランドン)は週末の息抜きでドライブ旅行に出かける。ところが、男にレイプされそうになったテルマを助けるため、ルイーズが男を射殺。指名手配された2人は、メキシコへの逃避行へ。
監督:リドリー・スコット/出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ブラッド・ピット、マイケル・マドセン ほか/配給:アンプラグド/公開:2月16日より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
Thelma & Louise © 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

『テルマ&ルイーズ 4K』公式

02/31年ぶりにどうもどうも
『瞳をとじて』

51年前のデビュー作『ミツバチのささやき』で絶賛されながらも、気まぐれとしかいいようのないペースで長編を発表しているスペインの異才ビクトル・エリセ。31年ぶりとなる長編監督作『瞳をとじて』が公開されます。20年以上前に自殺したとされる俳優を巡るミステリーです。『ミツバチ〜』で主演した当時5歳だったアナ・トレントが、謎を解くカギとなるキャラを演じているという胸アツ感。監督の過去作も2月2日から全国順次リバイバル上映されるので、あわせてどうぞ。

『瞳をとじて』
映画『瞳をとじて』

『瞳をとじて』
story 映画の撮影中に主演俳優が失踪。近くの崖に彼の靴があったことから投身自殺と断定された。22年後、彼の親友だった映画監督のミゲル(M・ソロ)は、その事件の謎を追うTV番組の出演依頼を受けるのだが……。
監督:ビクトル・エリセ/出演:マノロ・ソロ、ホセ・コロナド、アナ・トレント ほか/配給:ギャガ/公開:2月9日より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー中
© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L.,
Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.

『瞳をとじて』公式

03/あの名作がミュージカルに
『カラーパープル』

80年代娯楽大作の中心人物だったスティーヴン・スピルバーグ監督が1985年に発表したヒューマンドラマ『カラーパープル』。ウーピー・ゴールドバーグのデビュー作としても知られるあの傑作が、超前向き&明るいミュージカルになりました。じつはこれ、85年版をブロードウェイでミュージカル舞台化し、その映画化。なので、音楽は85年版と舞台版両方を手がけたクインシー・ジョーンズ! 抑圧の半生でどん底だった女性が、自分の価値に目覚めていく超ポジティブなメッセージが、最強楽曲とともに胸にズサズサ刺さりますよ〜。

映画『カラーパープル』

『カラーパープル』
story 父親に虐待され、10代で無理やり結婚させられたセリー(F・バリーノ)。不遇な暮らしををしていた彼女は、自由に生きる女性たちとの出会いによって、次第に自分の人生を切り開く
ように。
監督:ブリッツ・バザウレ/出演:ダニエル・ブルックス、タラジ・P・ヘンソン、コールマン・ドミンゴ、ファンテイジア・バリーノ ほか/配給:ワーナー・ブラザース映画/公開:2月9日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中
© 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

『カラーパープル』公式

text:MASAMICHI YOSHIHIRO 
otona MUSE 2024年3月号より

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WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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