若き日のブラピを4Kで!『テルマ&ルイーズ 4K』、超前向きミュージカル『カラーパープル』ほか胸アツ新作映画3選【よしひろまさみち】
01/若き日のブラピも出てるアレが高精細映像に
『テルマ&ルイーズ 4K』
シスターフッド映画の元祖ともいわれる91年の傑作『テルマ&ルイーズ』。今ほど女性が自分らしく生きられなかった時代に「犯罪はダメだけど、自由に生きていいじゃん!」と知らしめたロードムービーです。いつ観ても新鮮かつ気づきを与えてくれるこの作品が、なんと高精細映像の4Kレストア版で全国順次ロードショー! まだ観たことがない人には「ブラピが名を上げた映画よ」と誘って、女子同士でワイワイ楽しんでほしいわ〜。
02/31年ぶりにどうもどうも
『瞳をとじて』
51年前のデビュー作『ミツバチのささやき』で絶賛されながらも、気まぐれとしかいいようのないペースで長編を発表しているスペインの異才ビクトル・エリセ。31年ぶりとなる長編監督作『瞳をとじて』が公開されます。20年以上前に自殺したとされる俳優を巡るミステリーです。『ミツバチ〜』で主演した当時5歳だったアナ・トレントが、謎を解くカギとなるキャラを演じているという胸アツ感。監督の過去作も2月2日から全国順次リバイバル上映されるので、あわせてどうぞ。
03/あの名作がミュージカルに
『カラーパープル』
80年代娯楽大作の中心人物だったスティーヴン・スピルバーグ監督が1985年に発表したヒューマンドラマ『カラーパープル』。ウーピー・ゴールドバーグのデビュー作としても知られるあの傑作が、超前向き&明るいミュージカルになりました。じつはこれ、85年版をブロードウェイでミュージカル舞台化し、その映画化。なので、音楽は85年版と舞台版両方を手がけたクインシー・ジョーンズ! 抑圧の半生でどん底だった女性が、自分の価値に目覚めていく超ポジティブなメッセージが、最強楽曲とともに胸にズサズサ刺さりますよ〜。
text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2024年3月号より