【オトナミューズの歴史プレイバック】2014年。好きなものが一緒の30代以上はみんな集合~!
子どものころ、雑誌のお気に入り写真だけを切り抜いて自由にスクラップブックを作っていたみたいに。まずは10年間のオトナミューズをダイジェストでお届け! 貼り切れないほどの濃〜い思い出を、ずっと支持して愛してくれた読者の皆様とまず、共有したいのです!
まずは創刊当初の思い出から。2014年5月号から2016年10月号までの誌面とともに、オトナミューズの基本マインドを振り返ってみましょう。
好きなものが一緒の30代以上はみ~んな、オトナミューズに集合~!
コンサバか、モードか。良妻賢母かバリキャリか。2014年、大人の女性ファッション誌ってそんなふうに客観的に見た自分のポジションで選択肢を迫られるものが多くて、正直「そういうの関係なくない?」「っていうか今どきのアラフォーって実際、もっと自由に服着てるよね」と、素敵なものだけ追い求めたい気持ちで創刊したオトナミューズ。スローガンの「37歳、輝く季節が始まる!」は安室奈美恵さんリスペクト(その年、安室ちゃんは37歳になる年だったんです♡ ちなみに、創刊からミューズモデルでいてくれる佐田真由美さんと岩堀せりさんも同学年)でした。
とはいえ20代のころとは同じようにいかない体形の変化とか、似合うものの変化とか、アラフォーにならないと分からない実感って、ありまして。例えば「盛りメイクをするとやたら老けて見えるから、薄めだけどツヤのある肌がいい」とか、「ひざ下丈のスカートのほうが似合うようになってきたけどたまにはミニもはきたいから、大人でも似合うミニ丈の法則を見つけようよ」とか、「どうでもいいけど疲れが取れないよね」とか。年齢を重ねたからこそ出てくるシブ〜いアレコレは、みんなの知恵と工夫を集めて楽しく変換しちゃおう! というのが変わらないマインドです。
モデルはもちろんスタッフも基本的に30歳以下はお断り。出演したいと言ってくださる素敵な20代モデルの方に「もうちょっと年とったら来てくださいねえ」と意味の分からない返しをしながら、わちゃわちゃと騒がしい撮影現場で、佐田真由美さんや浅見れいなさんは好物の焼き鳥を、竹下玲奈さんや安西こずえさんはいかそうめんをかじりながらワイワイ過ごしてきました。
創刊当時、編集部員に課されたミッションは「自分が要らないと思うものは載せるな」。当時はよくオトナミューズって奇抜な格好もOKですよねと言われましたが、イヤですよ。いい大人がヘンテコな格好してたらヤバいでしょ。そしてフリフリの甘いドレスよりシンプルなTシャツとデニムがしっくりきたり、コンサバだと敬遠していたセットアップなんかも「よくできてるじゃんコレ!」と魅力を再発見したり……、行きついた目標は「シンプルだけど洒落ている」。要するに、自分にしっくりきて似合ってればOK、そうじゃないなら……似合う工夫を考えようじゃないの!
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Thank you to all creators!
otona MUSE 2024年4月号より