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よしひろまさみち

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尊すぎる!オール男子の恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』はドロドロ一切なしの友情&恋愛物語でした

ボーイフレンド

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ~。

よしひろさん、「きのう何観た?」
Netflixシリーズ『ボーイフレンド』

ボーイフレンド

story 約1カ月間の共同生活と、コーヒートラックの共同運営を条件に、海辺の一軒家「Green Room」に集まった9人の男性。彼らはそれぞれの思いを胸に、青春のひとときを共有する……が。

エグゼクティブ・プロデューサー:太田大/出演:徳井義実、MEGUMI、ホラン千秋、青山テルマ、ドリアン・ロロブリジーダ ほか/配信:Netflixにて独占配信中(毎週火曜、新エピソード配信。全10話)©Netflix

★夏は恋の季節な人★

「夏ですもの、恋よ来い」という方。心洗われる恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』をご覧になって! これ、オトナミューズ本誌でも紹介したのですが、あえてのもう一度プッシュ。だってあたし、9日のリリースのときに真っ先におかわり視聴しちゃったんだもの!(ちなみにこれで5周目突入)


テラハ的な共同生活を送りつつ、コーヒートラックの共同運営で生活費捻出しろ! というミッションを与えられたボーイズの約1カ月を描いたリアリティショー。これ、本当にすごいのが、これまでのこのジャンルの見どころになっていた「ドロドロ」「足の引っ張り合い」「駆け引き」「根回し」などなど、いわゆる恋愛の裏側的なダークサイドがゼロなの。ボーイズはあくまで共同生活を一緒に楽しみ、そこで発生する友情や恋愛感情を対話することで消化していくのね。これが尊いのなんの! いやいや、たしかにきれいごとかもしれませんよ。実際こんなにうまくいくはずない! リアルじゃない! っていう人もいると思います。

 

だがしかしな、共に励まし合い、恋が成就しようがしなかろうが応援しあう人たちのことをとやかくいう資格もないわけです。本音のぶつかり稽古、っていうのかしらね。ほんっと森林浴かよ! ってくらいに爽やかで清々しいの。これまで見てきたショーアップされている「恋愛」っていうものがまがまがしい樹海だったのではないかと思っちゃうほど。恋愛ってイガイガした輪郭のなにかではなくて、もっとツルッとヌルっとした球体みたいなもんじゃないか、って思うはずよ。そして、恋愛の基本のキは「対話」ってこと、改めて分かっていただけるはず。毎週火曜更新で全話リリースには7月いっぱいかかるから、月内はやきもきしちゃって~。

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よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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