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よしひろまさみち

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怖すぎる!昭和のレジェンドホラー『チャイルド・プレイ』が連続ドラマ『チャッキー』としてカムバ!

チャッキー

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ~。

よしひろさん、「きのう何観た?」
『チャッキー』

チャッキー

製作総指揮・監督・脚本:ドン・マンシーニ ほか/出演:ザカリー・アーサー、ビョルグヴィン・アルナルソン、アリヴィア・アリン・リンド ほか/Huluにて、シーズン1~3配信中 ©2021 Universal Content Productions LLC. All Rights Reserved.

story

ゲイであることを受け入れられない父との不和、学校でのいじめなどに苦しむジェイク(Z・アーサー)は、趣味の人形アートで気を紛らわせる日々。ある日、近所のバザーで見つけた人形を手に入れてから、彼のまわりでは不可解な事件が連発する。

 

★夏の終わりに爽快ホラーを観たい方へ★

夏だ、ホラーだ! っていうシーズン、そろそろ終わりに差しかかっているんですが、皆さんなにかご覧になりました? なぬ、まだ? そんな方には、あたしがおかわり視聴しているドラマシリーズ『チャッキー』をゴリゴリにオススメしたいの~!


チャッキーは『チャイルド・プレイ』(88)で生まれたレジェンドキャラ。グッドガイ人形っていう子どものお供的商品に、連続殺人鬼の魂が宿って、人々を殺しまくる、というキャラでございます。これ、長年愛されてきたシリーズなんですが、初のドラマ版をおかわりしてるのは理由があるのよ。

 

ひとーつ、クリエイターがオリジナルの人。ドン・マンシーニって人がプロデュース&監督&脚本なんだけど、彼こそがチャッキーの生みの親。ふたーつ、見事な価値観アップデート。マンシーニさん、ゲイなんですよ。で、これまでもクィアなエッセンスはちょいちょい入れてきたんだけど、このドラマ版はフルスロットル。なんせ主人公のジェイクがゲイ。しかもマッチョなパパからDVまがいの仕打ちを受けているっていう設定(これにとどまらず、うまい設定が続々と)。みっつー、88年版のキャストが登場。昔からのファンだったら「え!」って言ってしまうでしょう。そう、88年版の主人公をはじめとする数名のオリジナルキャラクターを、同じ俳優が演じて登場するんですわ。さすがオリジナルクリエイターのお仕事よ。しかも、それがなんの違和感もないタイミングで、物語を引っ掻き回すの!


現在、シーズン3まで配信されているんだけど、まずはシーズン1をぜひ。見事な死亡フラグと殺しの百景でございますよ。

 

チャッキー

バザーでいいもんめっけ!

チャッキー

ってか、この人形生きてた……

チャッキー

しかも超悪いやつやん!

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WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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