怖すぎる!昭和のレジェンドホラー『チャイルド・プレイ』が連続ドラマ『チャッキー』としてカムバ!
ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ~。
よしひろさん、「きのう何観た?」
『チャッキー』
story
ゲイであることを受け入れられない父との不和、学校でのいじめなどに苦しむジェイク(Z・アーサー)は、趣味の人形アートで気を紛らわせる日々。ある日、近所のバザーで見つけた人形を手に入れてから、彼のまわりでは不可解な事件が連発する。
★夏の終わりに爽快ホラーを観たい方へ★
夏だ、ホラーだ! っていうシーズン、そろそろ終わりに差しかかっているんですが、皆さんなにかご覧になりました? なぬ、まだ? そんな方には、あたしがおかわり視聴しているドラマシリーズ『チャッキー』をゴリゴリにオススメしたいの~!
チャッキーは『チャイルド・プレイ』(88)で生まれたレジェンドキャラ。グッドガイ人形っていう子どものお供的商品に、連続殺人鬼の魂が宿って、人々を殺しまくる、というキャラでございます。これ、長年愛されてきたシリーズなんですが、初のドラマ版をおかわりしてるのは理由があるのよ。
ひとーつ、クリエイターがオリジナルの人。ドン・マンシーニって人がプロデュース&監督&脚本なんだけど、彼こそがチャッキーの生みの親。ふたーつ、見事な価値観アップデート。マンシーニさん、ゲイなんですよ。で、これまでもクィアなエッセンスはちょいちょい入れてきたんだけど、このドラマ版はフルスロットル。なんせ主人公のジェイクがゲイ。しかもマッチョなパパからDVまがいの仕打ちを受けているっていう設定(これにとどまらず、うまい設定が続々と)。みっつー、88年版のキャストが登場。昔からのファンだったら「え!」って言ってしまうでしょう。そう、88年版の主人公をはじめとする数名のオリジナルキャラクターを、同じ俳優が演じて登場するんですわ。さすがオリジナルクリエイターのお仕事よ。しかも、それがなんの違和感もないタイミングで、物語を引っ掻き回すの!
現在、シーズン3まで配信されているんだけど、まずはシーズン1をぜひ。見事な死亡フラグと殺しの百景でございますよ。