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オトナミューズ編集部、よしひろまさみち

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『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン2でも話題。ノーリ役のマルケラ・カヴェナー「反響は私の想像以上」

イッキ見なら『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン2!マルケラ・カヴェナー「反響は私の想像以上」

世界中にファンを持つファンタジー小説の大長編『指輪物語』。1954〜55年にかけて出版されたJ・R・R・トールキンの代表作であり、20世紀の文学界でもっとも人気のある作品のひとつとして知られている。2001〜03年にかけて『ロード・オブ・ザ・リング』(LOTR)3部作として映画化され大ヒットしたほか、映像、ゲームなどさまざまなフォーマットとなり、今もなお新しい作品製作が続いている。2017年にアマゾン・スタジオがTVドラマ史上最高額の10億ドルを投じて始めた『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』は、5シーズン予定で制作中だ。そのシーズン2が現在プライムビデオで配信が始まり、大人気を博している。

『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン2

『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン2
story エルフの司令官ガラドリエル(M・クラーク)は、自分のせいで闇の王サウロン(C・ヴィッカース)を復活させてしまい、仲間からの信頼回復に努めていた。一方、よそびとと共に東へ旅に出たハーフット族のノーリ(M・カヴェナー)とポピー(M・リチャーズ)は、よそびとの魔法の力を目の当たりにする。
ショーランナー:J・D・ペイン、パトリック・マッケイ/監督:シャーロット・ブランドストロム ほか/出演:モーフィッド・クラーク、ロバート・アラマヨ、マルケラ・カヴェナー、メーガン・リチャーズ、チャーリー・ヴィッカース ほか/ 配信:現在、Prime Videoにて独占配信中

「このシリーズに出演するということは、映画版LOTRの出演者と同じように、とてつもない注目を集めることは分かっていたけど、シーズン1が始まってからの反響は私の想像以上。びっくりしたし、それだけファンの喜びが大きかったことに感動したわ」というのは、本作でハーフット族(小柄で足が大きい種族)のノーリ役を演じたマルケラ・カヴェナー。この作品でブレイクしたキャストのひとりだ。

 

「私が演じたノーリは冒険心が強くて、親友のポピーと一緒に外の世界に憧れている女のコ。シーズン2は彼女らが出会った“よそびと”っていう老人と一緒に東へ向かってる。だけど、荒野の冒険は危険と飢えと乾きの連続。そこでよそびとがある力を発揮して窮地を救うの」

 

本作の舞台は映画版の2,000年前。あのLOTRにも出てくる絶対悪のサウロンや魔法使いなど、寿命の長いキャラが生まれる瞬間を描いたストーリーだ。ノーリらハーフット族も、のちのホビットになる、とされている。

 

「シーズン1でとてつもなく大きな作品の一部になったことを感じたけど、シーズン2はセットからしてすごかった。前シーズンはLOTRを撮影したニュージーランドだったけど、今シーズンはトールキンのルーツであるイギリスに作った巨大セット。どちらにしてもこの作品のふるさとで撮影できたことが、私や他のキャストのモチベーションと役作りに大きく影響したことは間違いないわ」

 

じつは今年は本作のほかにも、劇場版アニメーション映画が公開予定だったり、“指輪”周りはなにかと話題が多い。映画版の熱狂から約20年、この人気の再燃についてはどう考えているか。

 

「このシリーズが火付け役……って言いたいところだけど、なによりトールキンの原作が持っている力が最強だからだと思う。だって、世界中にたくさんのファンがいて、彼らが新しい映像化を待ってるわけだし、このシリーズは原作から始まった大いなる旅の一部。私にとって、そんな偉大なプロジェクトに関わることは、とてつもない勉強でもあるのよね(笑)」

『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン2 マルケラ・カヴェナー

Markella Kavenagh 2000年、オーストラリア生まれ。2018年のTVシリーズ『ピクニックatハンギングロック』で俳優としてのキャリアを始め、『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』(2019)でスクリーンデビュー。本シリーズのノーリ役で注目を集める。

『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』 シーズン2

text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2024年11月号より

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EDITOR

オトナミューズ編集部

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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