固定概念を覆す新時代の
ゴルフウェアがデビュー!
デザイナー西村カナコが語る
【TEECHI】への思いとこだわり
Velnica.デザイナーの小林加奈さんが、未来に繋ぎたい日本のクリエイティブ=“ONE&ONLYなヒト・コト・モノ”に注目し、今活躍するクリエイターやスポットを紹介。今回はゴルフウェアブランド「TEECHI」を取材しました。
自分らしく美しく。
日常へと続く新感覚ゴルフウェア
ここ1、2年。ゴルフを始めた人や、再スタートさせた人たちから「一緒にやろうよ!」と声をかけてもらう機会が驚くほど増えた。私もそろそろ、まずは形から入ろうかな……と思っていた矢先、新感覚のゴルフ インスパイヤード ブランド「TEECHI(ティーチ)」がデビューするというニュースが。
まず驚いたのは、ゴルフウェアのイメージをいい意味で裏切ってくれるシンプルモードな洗練さ! 日常のコーディネートでも活用できるデザイン性と、オフの日のアクティブシーンでも活用できる機能性を併せ持ち、これなら着たい! と思わせる魅力がぎっしり。さっそくデザイナーを務める西村カナコさんに、ブランドのこだわりを伺いました。
「今までのゴルフウェアは独自のデザインで、年に数回ゴルフ場に行くときだけ着るもの、という存在がほとんどでした。でもサステナブルを考えたときに、出番が少ないものや流行によって消えてしまうものよりも、自分のライフスタイルに寄り添って、日常でもコーディネートを楽しめるデザインが理想だと思ってスタートしました。ゴルフ場のドレスコードとなる“襟付き”の決まりも、Tシャツやノースリーブ類にそれぞれ取り外し可能な2種類の“付け襟”をセットにすることで、襟なしも含めて3wayのコーディネートを楽しめるようにしてあります。
そして、絶対に妥協したくなかったのは、生地のエスプリです。スポーツウェアを超えた洗練された上質な質感を残しつつ、どんなシーンでも気兼ねなく着用できるように撥水、防汚、UV加工などを施して、美しさを保ちながらも雨の日のスポーツやアクティブな日常シーンで汚れを気にせずに安心して着用できるようにしました。時代が変わりつつある今、こうじゃなきゃダメ、という固定概念から解放されて、ありのままの自分を楽しむことは幸せに生きる上でとても大切なこと。ゴルフファッションも、ゴルフ場と日常の境界線を軽やかに飛び越えながら、心地よく自然体でいられるウェアで楽しんでいただければと願っています」
Velnica.デザイナー小林加奈
1975年生まれ。てんびん座。B型Rh-。著書『リトル アトリエ ヴェルニカ』が発売中。
text:Kana Kobayashi(Velnica.)